|

「白い恋人」が「面白い恋人」を訴えましたが、適用になる保険は?|企業保険ワンポイントアドバイス|奥田雅也

企業保険ワンポイントアドバイス|奥田雅也

企業保険ワンポイントアドバイス

Check

「白い恋人」が「面白い恋人」を訴えましたが、適用になる保険は?

新年初めての投稿になります。今年も企業保険に関する情報をどんどん掲載して参りますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、少し前のニュースですが、大阪人&保険募集人であるワタシが心くすぐられたニースがコチラです。

■「白い恋人」が「面白い恋人」を提訴 商標権侵害訴え

石屋製菓ホームページ
http://www.ishiya.co.jp/upd_file/news/262/news_file262.pdf

吉本興業ホームページ
http://www.yoshimoto.co.jp/cmslight/resources/1/96/111129.pdf

大阪人的な「ノリ」でよしもとクリエイティブエージェンシーは作ったんでしょうが、あまりにも大阪ノリがウケて、売れてきたので本家も黙ってられなくなったのでしょうね。。。

吉本もほどほどにしておけば良かったのに・・・

これから、本件がどうなるかは分かりませんが、大阪人的なノリとして「吉本は負けよるんちゃうか?」という興味とは別に保険募集人としての心がくすぐられます(笑)

この訴訟、よしもと側の損害を担保出来る保険はあるのでしょうか?

今回は商標権侵害として訴えられているのですが、商標権侵害に起因する損害賠償が補償出来る保険は幾つかあります。

例えば、知的財産権担保特約を付帯した様な賠償責任保険がこれにあたります。

外資系損保が強い分野です。

国内損保においても、賠償責任保険で会社役員賠償責任保険などで、知的財産権担保を行う事は約款上では可能です。

ただ、国内損保は知的財産権担保はリスクが読み切れないという事もあり、引受はかなりネガティブです。

これらの保険・特約によしもとクリエイティブエージェンシーが加入しているか、又は親会社の吉本興業が子会社まで包括担保出来る様な保険に加入していれば、「事故受付の対象」にはなるでしょう。

ここで注意しないといけないのは、保険会社として「事故受付」は行いますが、そこから詳細情報を聞かないと有責・無責の判断が出来ないという事です。

ここからは個人的な妄想になります。

保険会社側として一番注目するのは、この「面白い恋人」と「白い恋人」の類似性をどの程度認識していたか?今回、訴えられた事がどこまで予見出来ていたか?という点でしょう。

自社の劇場や、一部の土産物店で売る程度なら訴えられないが、それ以上展開すれば訴えられるかもしれない、と仮に認識した上で販売をしていたのだとすれば、「故意又は重過失」と認定して、保険会社は無責の判断をする可能性があります。

そこまでの認識なく、パロディーではあるが、全く別の商品なので一切訴えられる事はない、と判断して販売していたのであれば、有責として保険金支払対象になるかもしれません。

そもそも、よしもとクリエイティブエージェンシーが知的財産権の侵害による損害賠償が担保される保険に入っていたかどうかも知りません。

一人の大阪人として、また一人の保険募集人として、非常に興味がそそられるニュースなので合えてわざわざ取り上げました(笑)

余談ですが、企業保険分野で、損保に関する知識を深めたい!と思えば、日々のニュースを見て、

「これが支払対象になる保険はあるのか?」

と疑問に思って調べていくと、かなりのトレーニングになるのでオススメです。

実際に私は、新卒研修生の時代は営業先が全くなく、毎日ヒマを持てあましていましたので、日経新聞と規定集を読みながらそんな事ばかり考えていました(笑)

その時の経験は、今の仕事において少しは役に立っているかもしれません・・・

生命保険がメインの保険営業パーソンでも、企業は損害賠償のリスクに常にさらされているので、近隣業界の事として、話のネタには使えると思いますので、一度興味を持って見て下さい。

関連キーワード:
損害保険  
access
クレジットカード
保険

とれまが保険は、一般社団法人日本ライフマイスター協会、一般社団法人保険健全化推進機構結心会、Insurance Service、三井住友海上、アフラック生命保険株式会社、セコム損害保険株式会社、富士火災インシュアランスサービス株式会社、ひまわり生命、エース損害保険株式会社、KABTO、アイアル少額短期保険株式会社の監修・記事提供を受けて運営されています。当サイトは閲覧者に対して、特定の金融商品を推奨するものではありません。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

一般社団法人 日本ライフマイスター協会 一般社団法人 保険健全化推進機構 結心会 Insurance Service

三井住友海上 aflac セコム損害保険株式会社 富士火災インシュアランスサービス株式会社

ひまわり生命 エース損害保険株式会社 KABTO アイアル小額短期保険株式会社

保険代理店 (457)

  •  生命保険

    生命保険(せいめいほけん)とは、人間の生命や傷病にかかわる損失を保障することを目的とする保険で、契約により、死亡などの所定の条件において保険者が受取人に保険金を支払うことを約束するもの。生保(せいほ)と略称される。

  •  がん保険

    がん保険(がんほけん)とは、日本における民間医療保険のうち、原則として癌のみを対象として保障を行うもの。癌と診断された場合や、癌により治療を受けた場合に給付金が支払われる商品が多い。保険業法上は第三分野保険に分類される。

  •  医療保険

    高額の医療費による貧困の予防や生活の安定などを目的としている。長期の入院や先端技術による治療などに伴う高額の医療費が、被保険者の直接負担となることを避けるために、被保険者の負担額の上限が定められたり、逆に保険金の支給額が膨らむことで保険者の財源が...

  •  年金保険

    年金保険(ねんきんほけん)とは、保険の仕組みを使い、保険料の拠出が前提となっている年金制度。主として私的年金のことを言うが、公的年金の仕組みを指すこともある。 先進国の公的年金はほとんどが保険料の拠出を前提とする制度を採用しており、財源を税のみで給...

  •  自動車保険

    自動車保険(じどうしゃほけん)とは、自動車の利用に伴って発生し得る損害を補償する損害保険であり、強制保険と任意保険とに分類される。農協や全労済などで取り扱うものは自動車共済と呼ばれる。

  •  損害保険

    損害保険(そんがいほけん、英: general insurance, non-life insurance 、仏: assurance de dommages)は、損害保険会社が取り扱う保険商品の総称。略して損保(そんぽ)とも呼ばれる。

  •  火災保険

    火災保険(かさいほけん)は損害保険の一つで、建物や建物内に収容された物品(住宅内の家財用具、工場などの設備や商品の在庫など)の火災や風水害による損害を補填する保険である。

Copyright (C) 2006-2024 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.