2018年04月12日 18時47分更新
新しい「代理店賠償責任保険」が4月1日に、ついにスタートしました。
一般社団法人全国保険代理店会を契約者とするグループ保険での引受となります。
「代理店賠償責任保険」は、職業として保険代理店をしている以上、加入は「必須」の保険であり、保険代理店に求められる「質」を担保するためにも不可欠だと考えています。
お客様サイドからすると万が一保険金の支払いに問題が生じた場合、賠償責任保険に加入していると「安心感」がありますよね。今後、お客様は保険加入する際に、当該保険代理店が代理店賠償責任保険に加入しているか否かが加入決断の一つの要素になると考えています。
加入方法はすべてネット完結型となっています。
まずは、一般社団法人全国保険代理店会のホームページにアクセス下さい。
グループ保険になりますので、一般社団法人全国保険代理店会「入会」が必須となります。当会の「年会費は10,800円」となります。保険代理店の規模、就業員の数等に関係なく一律金額となっています。
その上で、必要事項を入力いただくと、保険料請求書がメールアドレスに届きますので、保険料等の入金をいただければ終了となります。
保険料のベースは、生保、損保、少額短期のそれぞれの「手数料額」になります。これをホームページ上に入力いただければ、保険料請求書が届きます。
申込の締切りは「毎月10日」となります。「月割り短期」保険料等を20日までにお振込みいただくと、翌1日をもって保険がスタートします。
多くの保険代理店さんとお会いして代理店賠償責任保険の話をしていますが、多くのリアルな「事故事例」を入手できます。
特に損害保険では、保険金が出ないケースの元凶が保険代理店の保険商品への知識不足による完全に誤った説明だったり、説明不足にあることが良く分かります。
満期更改の都度、きちんと内容を確認していれば問題はないのでしょうが、多くの更改は「説明さえしていない」状態で手続き完了というケースであり、ここから少しずつボタンの掛け違いが生じているように思いました。
保険代理店と顧客はお互いが良く知っている関係で、保険商品自体も自動車保険や火災保険は顧客のリテラシーが低い割に「知っている気」になっていて、ここに大きな落とし穴が生じています。
どんな保険事故が発生するか予測できませんし、どんなに親しいお客様でもいざとなれば訴訟されてきます。
免責金額は100万円ですが、1事故3億円、保険期間中15億円の補償は魅力ある内容だと思います。別の団体で同様の保険もありますが、「上乗せ」で加入される方が多くいらっしゃいます。
代理店の「質」を担保し、お客様に「安心してご加入」いただくために、是非「代理店賠償責任保険」加入をご検討下さい。
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