2012年02月20日 10時16分更新
2月も中盤となり、都内でも受験生らしい高校生を良く見かけるようになりました。
Dr.ウエノも30年以上前になりますが、大学受験で広島から上京し慣れない都会に圧倒されつつ受験した遠い記憶が蘇ってきますね。
大学受験で産まれて初めて東京を知り、結局、東京の大学に入学して学生生活を送ることになりましたが、最初は初めての1人暮らしもあって日々不安で仕方なかったことを覚えています。今の若い人たちはどうなんでしょうね。
実は、アイアル少額短期保険株式会社では、今、こうした若い学生達と「保険作り」を実行しています。以前、このコラムでも紹介した「サープラス」という学生グループと共に「学生の学生による学生のための」保険を作ろうと研究している最中なんですね。
で、今の若い人たちに感じる「リスク」って何と聞くと、男性と女性で大きく異なることがわかってきます。
まずは、男性。
男性は社会人になるまでの大学生であれば四年間、専門学校生であれば二年間をどのように位置づけているかと言うと、「馬鹿をする」期間としてるんですね。確かに自分の学生時代もそうでしたが、各種スポーツ、酒、女、ギャンブル、社会人になったら出来ない悪い遊び等々、「男」として興味がある「ありとあらゆる経験を踏むための期間」と考えているんですね。従って、行動の全てにリスクがあるとは感じているのです。で、このリスクの軽減策として保険をという所まで行かないのだそうです。
なるほどー。若い人たちはリスクを感じて行動している、むしろリスクの高いことを選んで行動しているので、きちんと保険の存在を伝えられれば、加入するという考え方に繋がるんですね。但し、こうした男子学生はお金は持っていないので、安い保険というのがキーワードだとは思います。
一方、女性はどうでしょうか。
女性は、体は完全に大人で妊娠リスクもありますので、リスクの高い行動は慎み、慎重に臆病に賢く、社会人になるために必要な「自身のバリューを高める行動をする期間」と位置づけているようです。
きちんとアルバイトもして社会人としての行動を経験し、しっかりお金を貯めて海外旅行を楽しんだり、資格取得の勉強をしたりと本当に堅実に生活をしているという感じですね。
しかも、男子学生と比べると非常にリッチです。従って、女子学生にも、きちんと保険の存在を認知させれば保険に加入するという考え方に繋がると考えますし、保険料も高くても良い内容であれば加入するという行動が推察できますよね。
如何でしょうか。
若い人たちは保険に関心がないから保険マーケット層ではないという方もいらっしゃいますが、それは保険の認知が不足しているだけ。若い人たちは、しっかり自分のことを考えていて、リスクも感じているのです。勝手な偏見で決めつけていると大切なマーケットを逸してしまいますよね。
アイアル少額短期保険㈱が学生達とどんな保険を創り出していくのか、楽しみに見守りたいですね。
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