2015年01月05日 11時19分更新
「バック・トー・ザ・フューチャー」という映画をご覧になった方は多いと思います。
このシリーズ第二作品で「未来」にタイムスリップしますが、その未来というのが「2015年、今年」だということをご存知でしたか。
この映画が作られたのが1989年!
1985年の30年後という未来という形で、2015年の未来が映像化されていました。
そして、当時、映画で描かれていた色々な事象は、今、現実のものとなっているのです。凄いことですよね。「こんな世の中が来たら良いな」とイメージすることが、より未来を具現化出来るのだと考えています。
たまたま今、五回シリーズでNHKスペシャル「NEXT WORLD」という番組を放送しています。ご覧になられましたか?
この中で30年後「2045年の未来」を想像していますが、そこには人工知能に管理された社会が映し出されていました。
この「人工知能」、既に色々な分野で使われているとのことで、正直驚きました。
番組では実際の利用例が二例ほど紹介されていました。
一つは、「ヒットする歌を人工知能が予測する」というもの!実際に人工知能がヒットすると判断した歌はヒットしていました。作曲家は人工知能が「売れる」と判断する歌作りに励んでいる姿が映りだされていました。
二つ目は、犯罪防止!人工知能が犯罪の発生しそうなエリアを予想し、ここを重点的にパトロールすることで既に犯罪検挙率が50%アップしたという結果も残しているとのこと。
コンピューターに管理される社会ってどんなに味気ないものかと思いますが、今でも横断歩道で待っている人の大半がスマホを見ている現実を見ると既に機会に管理された社会は到来しているのではと考えてしまいますね。
保険業界の人にとっても興味あるテーマも放映されました。
それは、「平均寿命は何歳になるのか?」というもの。
若返りの薬が出来て「平均寿命は100歳」になり、「50歳を超えても尚妊娠できる体になる」という凄い内容でしたが、空想ではなく既に臨床実験に入っている現実が紹介されていて驚きました。
がんもピンポイントでがん細胞を潰せるできる薬とか、機械を使って手術することで患部だけを確実に切除できる技術が紹介されていました。
これだと、死亡系の保険は必要ありませんよね。再生医療の発達で臓器自体を作り出せれば、「死」が遠い存在になってしまいます。がん治療も一日通院で完治とかなれば医療保険系も必要が無くなると考えます。
また、自動車はGPSを使ったオートドライブで事故は無いでしょうし、家もオールエコ電化で燃えない家が出来ているでしょうし、天災も人工知能で完全予測出来れば天災による死亡者はゼロになるでしょうし、人は自宅にいて仕事や教育が受けられるので外出する機会が大幅に減少し、そもそも事故に巻き込まれることが無い社会が到来すれば、損害保険は全く必要なくなりますよね。
番組の中で2045年には消滅している仕事として「保険募集人」が指摘されていました。
確かに、これでは保険の必要性が全くありませんよね。
保険代理店、保険募集人は、保険に頼らない収益構造を作って行かなければなりません。
保険業界も大きな潮目を迎えています。
2015年は、この潮目に向かってどう舵を取るのかの大切な分かれ目になると位置付けて取り組んで行こうではありませんか?
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上野 直昭 10月22日17時50分