2014年04月28日 11時00分更新
…イテテ!
それは、3年ほど前のこと。
尿酸値も、コレステロール値も異常を示していたので、このままでは
まずいと思い、さすがの運動嫌いの私もジムを覗いてみた。
「モクモク」とか「粛々」とか「地道」とかの言葉にまるっきり縁のない
私には、マシンによるトレーニングは向かないと判断し、ステップ台を
使ったエアロビクスを始めた。
30名ばかりのクラスメートは、ほぼ同い年か年上の男女。
予想に反して、この飽きっぽい私が3年余り、週一回汗だくヘロヘロに
なりながら、踊り続けられた。
本当に、自分を褒めてやりたいくらい、長続きした。
しかし、青天の霹靂。皮肉にも、そのクラスがこの三月末をもって
閉鎖されてしまったのだ。
飽きっぽい私は、自分から辞める事は人生において度々あったが、
継続の意思があるにも関わらず、相手に止められてしまうのは珍しい。
さて、仕方がないので、違う種目のクラスを渋々選択してみた。
「モムチャン」何やら、のクラスだった。
このプログラムの中に、股関節を水平に、八の字を描くように動かしたり、
前後に動かしたりする動作があった。
見ようによっては、変態ジジイがトチ狂って悶えているように、
見えなくもない。
しかし、辛いのは見かけではない。
実は、ステップを続けていた時から、坐骨神経痛のような痺れとか痛みが、
腰から右足を度々襲っていたのだ。
運転中でも痛みが襲った。
この痛みに、この腰の動作が、モロに影響を及ぼした。
運動中、悲鳴を上げそうになることもしばしばだった。
何とか、終了時間迄、悶絶しそうな痛みをこらえたが、その後に開催された
仲間との花見では、歩くのも座るのもままならず。残念ながら、花も団子も
十分に楽しめなかった。
二度とこのクラスに行くことはない、と決意したのは当然だろう。
やはり、慣れないことはすべきではない。無理はすべきではない。
痛みは我慢すべきではない。とその時、強く思った。
実は、これが今回の教訓ではない。
今回の教訓は、
「慣れないことにチャレンジすべきだ」
「無理はすべきだ」
「痛みは我慢しよう」だ。
なぜか??
花見の翌日から、あの永年苦しんだ「坐骨神経痛」が、すっかり消えて
しまったのだ。
そういえば、私の人生も度々、痛みとともに変化をしてきた。
変化は痛みが伴う。
が、その先に、きっともっと素晴らしい未来が控えている。
こんな出来事を通して、それを神様が教えてくれているのだろうか。
痛みは成長痛かもしれない。
そう思うことにした。
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