2013年11月08日 11時46分更新
最近、保険代理店を売りたい・買いたいという方が多くなりましたね。
一つには、「委託型使用人」の締め付けでしょうか。
元々「委託型使用人」なる制度は損害保険の東京海上さんが15年位前に「代理店の統廃合を推し進めるために作った制度」です。当時、「東京海上パートナー制度」とか呼んでいて社員を法人の社長に送りこんで代理店を数店統廃合し基本5年程度で代理店は辞めていき最後には東京海上の社員を軸とした複数の代理店の集合体を作ろうとして、ひれがスムーズに実行される為に作った制度です。
Dr.ウエノも当時保険会社に勤務していましたが、この東京海上の委託型使用人の制度の資料を入手し驚愕した記憶があります。
で、その作った張本人の東京海上さんが、今、委託型使用人について「社会保険に必ず加入させなさい」とか「タイムカードを置いて出退勤を管理して報告できるようにしなさい」とか「きちんと雇用して固定給を支払いなさい」と言った指示を出すようになって来ました。
元々のスタートは前述のように東京海上パートナー制度を推し進める為に作った制度ですが、今では「弱小代理店が委託型使用人を傘に、保険会社としては通常少なくて済む手数料を多く支払わされる要因」となっていますので、競争原理で言えば当たり前の結果だと思いますが、「無くそう」としています。
そのため、これでいよいよ保険代理店を継続することは無理と判断する代理店が続出して「売りたい」という要請が急増している訳です。
また、アリコは今年12月から大幅に手数料改定があり、最近アリコ中心で伸ばしてきた代理店は大幅に手数料の減少が見込まれ運営困難と見切りをつける所も多くなったと聞いています。
手数料改定は保険会社に主導権がありますので、販社である代理店はどうしようもない所ですよね。
一方で、「買いたい」という代理店や企業も多くなりました。
ここに来て確実に規模拡大を図って保険会社との手数料交渉を容易にしようとM&Aだけに施策の中心を置く代理店も幾つか暗躍していますね。
また他業種・他業態企業は保険事業参入にあたり手っとり早く代理店を「買う」ことで仕組みを作り、ここから「金融事業」に本格参戦しようとしている訳ですね。
まさに戦国時代真っ只中の保険業界と言えると思います。
故に、保険代理店は過去にない千載一遇のチャンスの時を迎えています。
今こそ、しっかりした企業理念を持ち、アンテナさえ張っていれば大きく飛躍できる時でもあります。
買いたい方、売りたい方、いらっしゃいましたら是非一声Dr.ウエノにおかけ下さい。
皆様のご満足いただける形でのM&Aを成功させます!
連絡お待ちしていまーす!
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