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プレゼントバリュー|とれたて!損害保険|上野 直昭

とれたて!損害保険|上野 直昭

とれたて!損害保険

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プレゼントバリュー

プレゼント・バリューって言葉をご存知ですか?

『現在価値』と称します。

 

これを分かり易く説明しているものがあるので、「金融日記」というブログを引用させていただくと、次の通りとなります。

『突然だが、、、「君の恋人A子さんからお店をやりたいの。10年後に絶対1000万円にして返すからお金を貸して」と言われたとしよう。
君はいったいいくら貸すべきか?

絶対返ってくるんだったら1000万円貸すなんて考えたら、もちろん金融の世界ではあっという間に餌食になること請け合いだ。
今、日本ではとりあえず最も安全な投資である日本国債の10年物の利回りが1.5%ぐらいだから、10年後に1000万円のキャッシュフローを受け取りたいなら、
 PV x (1.015)^10 = 1000
 PV = 1000/(1.015)^10 = 862
なので、この国債を862万円買えば良い。
これが10年後に確実に1000万円のキャッシュフローがある契約の現在価値である。
ここで、考えなければいけない事はA子さんの信用だ。
日本政府が将来、絶対1000万円返すって言ってるのと、A子さんが将来、絶対1000万円返すって言っているのとどっちが信用できる?

仮に1000万円返ってくる確率が1/3で、2/3の確率でばっくれられるとしよう。
すると期待値では
 1000 x 1/3 + 0 x 2/3 = 333
なので、A子さんは10年後に(期待値で)333万円返すと言っているに等しい。
よって10年後に333万円得るには、
 333/(1.015)^10 = 287
なので、今、日本国債に287万円投資すればいいことが分かる。
よって、君の出せる最大値は287万円だと言うことが分かる。

以上の計算は、リスク・プレミアムと言うものを考慮していない。
リスクというのはとてもとても深遠な概念で様々な学者や実務家に研究されている。
簡単に言うと、同じ期待値なら人間は普通、リスクの小さいものを選ぶと言うこと。
例えば、1年後に確実に10%のリターンがあるものと、半分の確率で-10%、半分の確率で30%のリターンと言う選択肢があったら、両方とも期待値では10%のリターンなんだけど普通、人間は前者を選ぶ。
よって、リスクの高いものほど少しだけリターンの期待値そのものが高くなる必要があるんだ。
これをリスク・プレミアムと呼ぶ。

よって、模範解答は、
「A子が10年後に1000万円絶対返すと言う契約に、あなたが出せる最大値は287万円」と、言うことになる。』

 

如何でしょうか?

2005年に書かれたブログなので国債の率とか違いますが、これをプレゼント・バリュー(現在価値)と呼んでいます。

 

このプレゼント・バリューが今、保険業界で注目されています。

 

それは、代理店のM&Aにこのプレゼント・バリューが使われるからです。

保険代理店を今辞めたいとしても過去に成約した保険契約から発生する手数料合計をプレゼント・バリューとして売買価格として使用しているからです。

 

具体的にどう出すかは、秘密ですが。。。。

 

売買されたい方はネクタイ派手夫まで一報下さい。

バリュー算定させていただきますよー!

 

 

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