2017年07月06日 18時28分更新
「FWD」社と聞いて、直ぐに分かる方は意外と少ないかと思います。
FWD社は、2013年に設立されたパシフィック・センチュリー・グループの保険事業部門で、香港・マカオ、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムで事業を展開しています。こうしたアジアの実績をもとに、2017年5月から日本でも事業を開始しました。えっ、ご存知ありませんか? 日本における保険会社は、買収されたAIG富士生命保険社になります。4月末に株式は完全にFWD社保有となりましたが、社名変更はまだ少し先になります。
アジアから進出した「新」保険会社は、金融庁の言う「顧客本位の展開」をどう考えいるか、どういった保険商品を販売しすることで他保険会社と差別化を図るのか等々、聴いてみたいことが沢山ありますよね。
そこで、FWD社を訪問して聴いて来ようという企画妄想をしています。
販社である保険代理店が直接メーカーであるFWD社の本社に行って確認するという暴挙企画です。保険会社と保険代理店が「対話」すること自体、現在の保険会社でもないことですので、これが実現できれば、過去にない「代理店に寄り添う保険会社」を立証できると思います。代理店に寄り添えれば当然お客様にも寄り添うことのできる保険会社となりますので、まずは「実行できるかが一つの試金石」になると考えています。
聴きたいことは沢山ありますが、こんなことを聴けたら面白いと勝手に考えています。
①金融庁の言う「顧客本位の業務体制」を如何に実効性のある形で「見える化」させようと考えているか。
②アジアで各種保険販売をしている中で日本でも商品として有効と考えるものは何で、他保険会社との差別化が可能と考えているのか。
③多くの訪日客がアジア各国から入国している中、アジアの保険会社として日本とアジア各国双方での新しいサービスを構築できないのか。
④バンコクライフがタイで日本のセールスレディー的な営業展開を開始し成果を挙げているというニュースが流れているが、所謂「日本流の保険販売手法」をアジア各国の保険会社でトライしてみる気はないのか。
如何でしょうか。あくまで「妄想」の段階ですが、こうした企画を考えること自体、大切なことだと思います。保険会社と保険代理店は「新しい関係」を構築する時代に突入しました。フィデューシャリ―を実際に行うのは保険代理店です。保険代理店がフィデューシャリ―を守れないと考えれば該当する保険会社の商品を売りません。従って、保険会社と保険代理店が「共に手を取ってフィデューシャリ―を守るために行動」していかなければなりません。
お客様に託される保険代理店、保険会社となるために、こうした過去なかったようなことを現実化していかなければと考えています。
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