2012年08月21日 10時27分更新
8月20日午前11時から銀座で「ロンドンオリンピック・メダリスト」達が集合してパレードが開催されました。
Dr.ウエノもたまたま近くで仕事があったため銀座を通りかかり、沿道に集まった約50万人(主催者発表)もの方々の熱い声援を一寸だけ垣間見ました。
それにしても凄い人でしたね。
警察官が出て整理をしていましたが、一旦群衆に紛れ込むと動けないほどの込みようでした。
こんな時、「事故」が無くて良かったと思ってしまうのは、元保険会社社員の悲しい性でしょうか。
本当に凄い群衆で、人の熱気で異常に暑く、また人の汗臭で気分が悪くなるほどの臭気が漂っていて気分の悪くなった人が倒れるのではないかとか、選手が乗ったバスに群衆が必死で手を振りシャッターを切るなかで将棋倒しになってケガをしないだろうか等々を考えつつ垣間見てきました。
こんな場合、どうなるのでしょうか。
主催者発表で50万人が集まったという報道を聞くと、「主催者がいた」訳ですね。多分、東京オリンピック誘致活動をしている団体が主催者だったのでしょうが、主催者がいれば当然事故が発生した場合、主催者の管理を問われますよね。
正直、あれほど大勢の方々が集まるとは想定していなかったと思いますが、群衆の割に警察官の数は結構少なく感じました。
従って、事故が発生して賠償責任問題に発生した場合、主催者責任は免れなかったでしょうね。
昔、兵庫県明石市の花火大会で将棋倒しになって大勢の死傷者を出した際、市が管理責任を問われましたが、同様なことに発展したと考えます。
強烈な人数が集まったため、Dr.ウエノは打合せを終えて13時頃に銀座に戻りましたが、それでも凄い人波で混雑していて、人とぶつかりそうに何度かなってしまいました。
主催者再サイドでは全くの想定外の人出だったのだと思います。
こんな場合に補償できる賠償責任保険はありますが、群衆からお金を取って開催している訳ではありませんし、集まる人数を想定するのが難しいので保険料試算も困難を極めると思います。しかも、不特定多数の方が参加されていて本当にその現場での事故に起因する賠償責任なのかの判断も難しいと思います。
無事にパレードも終わり、参加したメダリストや主催者もホッとしたことだと思います。
人が集まる所には必ず「リスク」が発生します。
どんな「リスク」があるかを考え、それらのリスクに対する対応策を考え、対応策を打ったとしても発生してしまうかもしれないリスクを保険でカバーするというのが、損害保険の考え方の基本です。
こうしたイベントの度にリスクって何があるだろうかと妄想する習慣をつけると保険が身近になるかも知れませんね。
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