2013年11月26日 17時00分更新
先日、とあるセミナーに参加してきたのですが
昔を思い出す話がちょっとあって、聴いたとたんに昨日のことのように。
ああ、そんな時代もあったね、と。
生命保険の仕事をはじめた20代、最初の研修で教わった中に
「飛込みで保険に入ろうとするお客さま」はお断りしなさいというような
一文がありました。
当時は、自分から保険に入ろうとやって来る人には気を付けろ!
ってことだったのです。
保険は営業マンから勧められて加入するもので、
自分から入ろうとする人の中には
保険金詐欺などよろしくない思惑の人が紛れてるかも!っていう観点。
しかし、いまはどうでしょう?
お客さま自ら足を運んでやってくる、「来店型ショップ」が
あたりまえの時代になりました!
飛び込みお断り!の時代から、「店に来いや!」という
集客のための広告があちらこちらに。
(来いや!は過大でしょうか(^_^;))
来店型保険ショップ、全国に花盛りです。
家族でご来店や、
会社帰りにちょっと医療保険チェック、なんて普通の光景です。
一部商品によってはすぐ取り扱えないもの(火災や自動車保険)もありますが・・・。
昔は非常識だったことが、いまは常識になった典型的な例です。
あと、一社ひとつの商品だけ売ることから
複数の保険会社の商品を、テーブルの上に並べて
比較検討することもできるようになりました。
乗り合い保険代理店の出現。
良いと思う商品を、目的別に
保険会社ごとに選べる。まさにイイトコどりできちゃう。
これは本当に大きな進化です。
生命保険会社の人は損害保険は売れないよって時代も終わり、
現在は両方の商品取扱いが可能です。
インターネットで申し込める保険商品もできました。
全然顔を合わせなくても入れてしまう。すごいな・・・。
世の中、どんどん進化しているんですね~。
でも、これだけいろんなことができるようになると、
選ぶのも一苦労ですね。
だから、お客さまが選ぶとき困らないように
ちゃんと伝えられるように
営業マンは他社の商品や情報を、ちゃんと知っておく。
昔は自分の所属する保険会社のことだけ、
商品だけ信じて提案してくれば
それでモノが売れた時代ですが
いまは、そうじゃなくなりました。
私も一社に長くいましたが、現在のように
複数の保険会社と乗り合って
お取り扱いができる環境にいると
昔と本当に大きく「販売の仕方が変わった」と感じます。
お客さまもそれを知っていて望むが故、これだけの保険ショップが
全国に広まったともいえるでしょうね。
お客さまに喜んでもらえるサービスはこれからも進化して、
今の常識が、また非常識になっていくのだと思います。
アンテナは常に張っておきたいですね!
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