2016年01月28日 19時30分更新
保険ショップの繁忙期は2月から3月!
当然、新入学等で学資ニーズが高まり、新社会人に生活や初一人暮らしがスタートしたり、転勤、転居等もあり、保険ニーズが最も高くなり、契約も最も多い月となります。通常月と比べ3割、4割増は当たり前で、店舗によっては倍以上というところもあります。
こうした繁忙期前に「社員研修」を再徹底する保険ショップが多くあります。
知り合いの保険ショップでは毎年この時期に『全スタッフ』対象に『ロープレ検定』をしています。内容的には、事案想定を事前に決めて案内し、会社案内、重要事項、個人情報取り扱い、注意喚起事項等々の当たり前のトークスクリプトも含めたロープレ検定となります。
今回は改正保険業法施行も近いので意向把握の確認の仕方や情報提供義務のチェックも入るとのことで、検定を受けるスタッフも相当気合入れて準備しないといけませんね。
スタッフ一人、1時間以上はロープレに要しますので、これを保険ショップの業務責任者、コンプライアンス責任者、及び改正保険業法担当役員が聴き手となりロープレ検定が実施されます。終了後、直ちにトークについての意見・感想等が次から次と投げかけられ、スタッフはそれをメモして別室に行きます。そして、自分のロープレを録画したDVDを観て、指摘された意見等を噛みしめながら自己反省させます。この「自身での振り返り」がポイントですね。人に言われても自身を変えることは余程素直な人間で無ければ中々出来ませんが、自分自身を自分で観ることで唯一変えることが出来ると考えています。昔は自己反省後に再度ロープレをさせていましたが、そうすると一日三人が限界で今では止めています。
ちなみに、ロープレ検定と称されていますので、この時の出来次第で、4月以降の給与が変わって来ます。ロープレ検定に合格したスタッフには「社内ロープレ資格」と給与が支払われますが不合格者には支払われません。ですからスタッフも必死の思いで日頃から培ったトークを披露しています。
ロープレ検定をしている側も一日数組の検定をするだけでヘトヘトになり、スタッフが三桁もいればロープレ検定だけで丸一ヶ月を費やすことになります。
しかし、こうした労力を惜しむことなく、この繁忙期前に実施することで、繁忙期の成果は確実に大きく変わります。
保険ショップの成功の絶対的要件は『人』です。人を育て、経験値を増やし、複数の保険ショップを運営しているのであれば一年事に配置換えをし、毎月何らかの形で研修をしステップアップさせ続けることでのみ保険ショップを成長させることが出来ます。
残念ながら、こうした取り組みが出来ている保険ショップは、ほんの一握りに限ませんが、この努力が大きな差となって来ています。一部保険ショップでは研修が若干宗教チックになっていますが、創業者の想いを伝える研修であれば、ある程度は仕方がないと思います。
激変・激動の保険業界で勝ち残るためにも、社員研修の徹底をもう一度考えてみませんか。
過去、現在、未来において『保険は人』は不変だと考えます!
前の記事
次の記事
子どもの日、母の日、父の日と続いて、あとは夏休みに向けたイベントをどうしようかと考えられている保険ショッ...
ネクタイ派手夫 06月11日11時30分