2016年10月06日 18時45分更新
山口県が本社で山口県、広島県を軸に、福岡県を始めとする九州各地、大阪府を中心とした近畿地区に出店をしている保険ショップ中堅「保険ひろば」社が、山口銀行を軸とした山口フィナンシャルグループ子会社に買収されたというニュースが飛び込んで来ました。
新聞発表は次の通りです。
『フォームの始まり
山口フィナンシャルグループ(FG)は9月26日、子会社を通じて保険代理業の「保険ひろば」(山口県周南市)を買収すると発表した。同社は中国・九州地区を中心に52店で保険商品の販売をしている。山口FGは今年度からライフプランニング事業の強化を打ち出しており、今回の買収はその一環となる。
10月3日付で子会社のワイエムライフプランニング(同下関市)を通じ、保険ひろばの全株式800株を取得する。取得価格は非公表。保険ひろばは2005年設立の乗り合い型保険代理業で、中国、九州、近畿、関東15県の主にショッピングセンターで保険相談窓口を展開している。
知名度が浸透していることから、買収後も社名、ブランド名などは維持する。人員派遣は今後検討する。15年11月期の売上高は18億2100万円だった。
ワイエムライフプラニングは6月に山口FGと住友生命保険が共同で設立した金融商品の販売会社。山口FGの金融商品全般を取り扱うワンストップサービス窓口として10月の営業開始を目指して準備を進めていた。今後は保険ひろばとの相乗効果を狙い、「保険ひろば+(プラス)」の店舗名でも出店していく。』
ワイエムライフプランニング社は独自に保険ショップ出店を10月から小倉でスタートさせるなど積極的です。実は、このワイエムライフプランニングは住友生命が10%出資して設立された会社で、住友生命が運営する「保険百花」のシステム等を導入出来れば、非常に「強固な改正保険業法体制」が整うことになります。
「保険百花」が運用している「電子ペン」は、来店されたお客様が受付票に書かれた内容を電子ペンにつなぐことで、その内容がそのままパソコン上に一瞬で表示され、書いていただいた紙媒体の受付票はその場でお客様に返却しますので、個人情報管理が徹底している所をお客様の目の前でアピールできる仕掛けになっています。一般代理店が採用しようとするとコストがかかって仕方がないと思いますが、そこは保険会社ですので、問題ないという訳です。
このように、他の代理店の体制とは比較にならない「態勢」と、「膨大なマーケット」と「ブランド力」と「資金」がある銀行や異業種企業の保険ショップ事業参入はいよいよ本格化します。ということは、保険ショップのM&Aも本格化するということだと思います。
全国に保険ショップは2300店余り。
大きく保険ショップの地図が変わる時が到来している感が拭えません。
どの方向が「顧客本位」を貫けるのか、考えないといけませんね。
毎週日曜日に放送されるTBSのがっちりマンデーに「ダイソー」が登場しました。内容が興味深かったので、ご紹介します。 ...
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ネクタイ派手夫 01月12日17時50分