2017年09月21日 17時44分更新
モノは色々な角度から見ると違った見え方をします。
そんなことを感じさせるニュースがありました。
一つは、イオンの麻雀。
麻雀と言えば、一昔はサラリーマンの必須アイテムで、「接待麻雀」出来ないと仕事できないという感覚でしたが、それも今は昔。基本、賭け麻雀でしたので、いつの間にか消滅しましたが、何とイオンの中に麻雀ができる場所ができるなど「復権」しています。
それは、麻雀が頭の体操になって、何と「認知症予防対策」として捉えたからです。賭けは禁止ですが、イオン内で購入した飲食物を持ち込むことはOKとのことで、麻雀に平均4時間滞在するシニアのお客様はお昼を食べて色々なモノを食べながら楽しんでいるということです。麻雀は4人で一卓ですので、狭いスペースに大勢の集客ができて面白いと思います。イオンではカルチャー教室を開催して麻雀の勉強会も開催し裾野を広げようとしています。
もう一つは、ロッテのガム。ガムにイチョウ歯テルペンラクトンが入っていて、認知機能の一部である記憶力を維持するそうです。特に、言葉や図形などを覚え、思い出す能力を維持するそうで、ガムの包み紙には簡単なテストができるようになっていました。しかも、このガムは「歯につきにくい」工夫もされています。シニアにガムを噛んでもらうことで大きな需要を生む訳ですが、記憶力維持ガムという新しい見方は新鮮に感じました。
如何でしょうか。
モノを従来の見方から、違った角度で見直すことで、需要を創り出すことができるのです。
保険ショップも一定の維持は可能だと思いますが、過去のように飛躍的に推移することは難しいと思います。それは、保険ショップという概念から脱却できていないからです。既存の固定概念を打破し、新しい保険ショップを新しい視点で展開出来れば、発展はないと考えます。
上記で紹介した2例も「認知症予防」、「記憶力維持」というターゲットはシニア層と絞った展開をしています。ネクタイ派手夫も定期的に海外金融ツアーと称して多くの皆様と一緒に海外の不動産物件のリアル見学や、証券会社・銀行・証券取引所等々の見学等を開催し、いつもとは全く異なる視線でみた海外ツアーを企画し、好評をいただいています。法人の社長が中心で、費用は経費で落ちますので、多くの方々に参加いただいています。保険代理店が主催し、海外ツアーを企画し、海外への企業進出も一緒に検討することで、新しい保険ニーズを創り出そうとしています。
昔、某保険ショップの保険相談ブースを撤去し、冬限定で畳を敷いてコタツで保険相談できるようにしたらお客様が殺到されたという経験があります。コタツだと、子ども達が周りを駆け回っていて気になりませんし、コタツに入ってミカン食べながら保険相談すると意外と落ち着けて成果も上がりました。
固定概念の否定というテーマで実施し、立証した形になりますね。
保険ショップも、固定概念を捨てた新しい形を模索しようではありませんか?
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