2014年04月07日 10時17分更新
「今日から生命保険が変わる。ソニー・プルデンシャル生命保険が変える。」
と宣言しスタートしてから33年、時が経った。
その時のメンバーが9人、3月29日の土曜日に集まった。
変わったのは生命保険だけではない。
私たちの見かけも随分変わってしまった。主にそれは、頭に顕著だ。
髪を失ったか、髪の色を失ったかのいずれかであった。そして一様に太った。
あの頃、最年少の私が29歳で、後にソニーの社長、現ソニー生命名誉会長
になられた安藤さんでさえ、30代後半だった。
集まった創業時のメンバーは、過去に会長、社長、専務、常務、営業本部長
と呼ばれたことがある面々と、ライフプランナー・バリバリ現役もいる。
正に33年前、ベックさんがおっしゃった「ベックス10」の中の、
「管理職も、プロフェッショナルの道も、自由に選択できる人生」が
ここに証明されていた。
まあ、口の達者な仲間たちの昔話が一段落した頃、
「この33年間、保険営業を支えたベースは何か」の話になった。
皆の口をついて出たのが、「K・A・S・H」だった。
Knowledge, Attitude, Skill, Habit
知識、使命感、技術、働く習慣
これらの重要要素の良きバランスが、生命保険営業の成功の秘訣。
このひとつひとつの見直しが、あのベックさんを、営業のどん底から
快進撃へ変化させた。
この物語が、創業時のメンバーの心の中に、脈々と33年間、流れていた。
それをお互いに再確認出来た事が、最大の収穫だった。
この間、業界は大変化を遂げ、今日もまた変化のうねりの真っ只中にいる。
しかし、その中で33年間変化しなかったベックさんの教え。
今後共、皆さんが語り継ぐか否かはお任せすることにしたいが、
大切に思う方は是非、再確認され、語り継いでいただきたい。
そんな事を感じた一日だった。
100回目のコラムとしては、
日本に新しいカタチの保険会社を作ろうとした盛田昭夫さん、
自らの生き様で道を示されたロバート・A・ベックさんの功績を称え、
その時代を共に生きた仲間たちに、
改めて、手放しで感謝の気持ちを伝えたい。
そして、今まさに歴史を創らんとして日々努力を重ねている皆様に、
尊敬の意を表したいと思います。
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