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	先日の豪雪時、我が北関東の山荘付近も、御多分に洩れずひどいことに
	なっていた。
	90歳になる長老が「生まれてこのかた、こんな雪は初めてだ。」と
	言っていた。
	
	お隣さんは永住されているので、東京からお見舞いの電話を入れた。
	「何か困っていることはないですか。」と聞いてみた。
	答えは「灯油」ということなので、「ちょうど我が家の倉庫にポリタンク
	が三つほどあるので、お使いいただきたい。」と伝えた。
	ついでに、「スノーシューもお使いください。母屋の鍵も開けていただいて、
	食料も冷凍庫に多少あるし、乾物も確か少し貯蔵してあるので、どうぞ。」
	と。
	答えは「ありがたいけど、おたくの倉庫に雪かきをしてたどり着くのに、
	多少大げさだけれど二日はかかる。」と返事が帰ってきた。
	
	この連休に、かのお隣さんと話した。
	なんとか一度は倉庫を利用したが、後に、屋根よりの落雪で、ドアが開かず
	に諦めた、とのことだった。
	
	意外な答えだった。
	確かに、手前に引くドアと引き戸は、雪に閉ざされていた。
	しかし、いちばん開口部が広いシャッターは、雪に邪魔されることなく
	開け閉めできたはずだ。
	何故シャッターを利用しなかったのか、隣人に問うてみた。
	答えは、
	「だって、鍵がかかっていると思った。」
	なるほど、思い込みとはこういうものか。
	
	ご先祖は、何かのために①ドア  ②引き戸  ③シャッターなどを用意
	してくれたのだ。
	
	やはり、すべての入口は叩いて確かめてみるべきだ。との教えか。
	
	「叩けよさらば開かれん」マタイ福音書7章。
	
	キリスト様の教えはこのことか。
	
	まだ、意外と一番広い入口が開いているかも…。
	
	叩いてみましょう!!ちょっとした勇気を持って。
	
	
	
	参考:叩けよさらば開かれん  ー『大辞林』より
	①ひたすら神に祈り、救いを求めれば,神は必ずこたえてくれると
	いうこと。新約聖書マタイ福音書七章にあるイエスの言葉。
	②迷わず積極的な行動をとれば,おのずと道が開ける。
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