2014年10月27日 11時39分更新
自転車の交通事故が相次いでいることを受け、兵庫県は「使用者らに自転車保険への加入を義務付ける新条例を制定する方針」を明らかにしました。
新聞各紙で取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。
確かに自転車のマナーは悪いですよね。
携帯電話をしながら自転車に乗っていたり、商店街や朝夕の通勤通学時には学生がかなりのスピードで自転車を走らせていて何度かヒヤッとされた経験をお持ちの方も多いかと思います。
また、自転車専用道と歩道が色で分けてある所も良く目にしますが、皆さん守っている方は少ないように思います。
兵庫県によると、自転車保険の加入を求める条例は全国初。
管理や取り締まりが難しく、「罰則は設けず事実上の努力義務となる見込み」とのことですが、自転車事故による高額訴訟が相次ぐ中、自転車に乗る方のマナー意識改善に一役買えば良いと思いますね。早ければ来年2月の県議会に条例案を提出する意向とのことで全国に広がることを期待したいですね。
義務化と言っても管理等が難しいとは思いますが、未成年者には保護者、仕事などで使う自転車には企業に対して加入を義務付け、低額で利用できる新たな保険の創設も働き掛ける方針とのこと。
兵庫県によると、兵庫県内の自転車と歩行者の事故は10年前に比べ約2倍に増加。
自転車保険に加入すれば、年間数千円の負担で最大1億円前後の支払いを受けられるが、県の調査では加入率は4分の1に満たないということです。
こうした中での自転車保険義務化は警笛を鳴らす意味でも価値はあると思います。
自転車事故は、子供が加害者になることも多いですし、賠償額も高額化する傾向にあり、自転車保険の普及は加害者・被害者共に歓迎される内容かと考えます。
最近はテレビCMで自転車保険が放映されたりと時代を反映した流れになっていると思います。
自転車保険という保険に加入するか、傷害保険に個人賠償責任保険特約を付帯して契約されると自転車事故による「自身のケガ」と「相手の賠償責任」はカバー可能です。
お近くの損害保険代理店か保険ショップでご相談されたら良いかと思います。
保険加入は携帯電話から簡単に申込も出来るものもあります。
少なくとも何時何があっても可笑しくない現代、個人賠償責任保険くらいは100%加入されておくべきだと思います。
是非ご検討下さい。
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