2014年07月07日 15時46分更新
保険ショップ業界が賑やかですね。
最近メディアを賑やかした話題を三題。
まずは、「ほけんの窓口」でしょう。
言わずと知れた来店型保険ショップ事業を全国500店舗展開する業界最大手企業。
伊藤忠商事が筆頭株主として約24%の株式を取得したというニュースには驚かれた方も多いと思います。
これまで伊藤忠商事は、個人向け保険流通ビジネスにおいても子会社を通じて保険の通信販売のほか、2013年には、朝日生命の販売チャネル多角化・販売促進マーケティングを行うA&Iインシュアランス・ネクスト社を設立するなど、保険関連事業を推進してきました。
今回の株式取得により、伊藤忠商事が来店型保険ショップ事業に本格進出、保険販売のチャネルシフトに対応し、事業拡大をはかる考えとのこと。
住友生命が約8%の株式を取得して「ほけんの窓口のNO3の株主」になったという話も記憶に新しい中での伊藤忠商事の株式取得で、最大手はどうなるのでしょうか?何かもう「保険代理店という領域」ではなくなりましたね。
続いては、「保険クリニック」を展開しているアイリックコーポレーションの話題。
アイリックコーポレーションが、メットライフアリコ生命保険株式会社に対して、未払いとなっている代理店手数料の支払いなどを求めていた裁判の判決言い渡しが、6月24日に東京地裁であり、裁判長は「保険代理店側の請求を棄却」したという記事が掲載されました。
最後は、「みつばち保険グループ」の分裂でしょう。
社長に就任されたばかりの方が二十数店舗の保険ショップと4月からスタートさせた訪問販売型部門を持って分離、みつばち保険自体は副社長が社長に就任となりました。
相変わらず安定感の全くない会社ですね。
こんな感じで直近の僅かな期間で、大手保険ショップ運営保険代理店に関するニュースが駆け巡りました。
まさに「カオスの時代」に突入しましたね。
混沌とした時代、当然やらなければならないことは王道として取り組みつつ、差別化を図るべくエッジの利いた取り組みもすべきだと思います。
何処か「えっっっっ!」と驚くような施策をやらないかなーーー!
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