2016年03月03日 17時22分更新
「横浜市が安い自転車保険を販売!?」
こんなニュースが飛び込んで来ました。ニュースの内容は次のようなものです。
『自転車で事故を起こして高額の賠償を求められるケースが相次いでいることから、横浜市は「大手保険会社と共同」で安い保険料で補償が受けられる新たな自転車保険を「創設」し加入を呼びかけています。
神奈川県内で去年1年間に発生した自転車と歩行者の事故は220件に上っていて、全国各地の裁判所では、加害者に高額の賠償を命じるケースが相次いでいます。
このため横浜市は、大手保険会社と協定を結び、安い保険料で補償が受けられる新たな自転車保険を創設し、市民に加入を呼びかけています。
保険料は、市の交通安全協会を通した団体保険とすることで、一般的なものより4割から7割ほど安く設定されていて、年間で1500円、2000円、3000円の3種類となっています。
保険料によって補償の内容は異なりますが、相手にけがをさせた場合の賠償は、いずれも最高1億円を補償します。
「横浜市民でなくとも保険に加入することは可能」で、横浜市の交通安全協会のホームページなどで受け付けています。
自治体と保険会社が共同で自転車保険を創設したのは兵庫県に次いで2例目で、横浜市は、「万が一の事故に備えて自転車保険に加入してほしい」と話しています。』
最初に自治体として取り組んだ兵庫県は「条例により自転車保険の加入を義務化」した所で、「交通安全協会」を通じて加入できるようになっていて販売直後には5万件以上の加入があったと聞いています。と言っても交通安全協会による自転車保険販売を企画したのは保険代理店です。自治体と組めると流石に大きいですね。
今回の横浜市の展開も兵庫県と同様、バックには保険代理店がくっ付いていると思いますが「横浜市民でなくてもOK」は凄いですね。「団体」保険とすることで割安保険を提供したということですが、どういう「団体」の枠組みにしたのでしょうか。興味深いですね。
通常、自転車保険はネット加入で4000円程度ですので補償内容が分かりませんが年間保険料1500円は格安です。これで保険が成り立つのか疑問がありますが、経過を見守りたいと思いますね。
こうして「地域」が保険を創出すること自体は、今後益々「盛り上がって」行って欲しいですね。
保険を活用した「地方活性化」!
社会性の高い保険を活用して町興しが出来れば、保険本来の存在感を高めることが出来ると思います。
皆さんの町にも「地域保険」を考えられてみては如何ですか?
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