2016年02月25日 18時54分更新
損害保険会社各社が車種によって自動車保険の保険料が変わる仕組みを「軽自動車」にも適用する方向で検討していることが発表されました。
軽自動車は現在、車種に関係なく一本の保険料体系ですが、これを普通乗用車と同様に「車種ごとの事故率を保険料に反映」させ、保険料は最大で2倍程度の差をつけるとのこと。
自動車は車種によって事故や盗難に遭う確率が異なり、事故後の修理費にも差が出易いもので、当然、外車は盗難のリスクが高く、また修理代も高いですから保険料は高く構成されています。
普通乗用車には既に2001年から導入済みでしたが、漸く軽自動車にも導入となった訳ですね。軽自動車は、足代わりにシニアの方とかも多く利用していますので、事故率も反映した保険料にしないと保険会社もモタナイと思います。
因みに、自動車保険におけるこうした保険料の差は、車種だけでなく、使用方法等々でも異なることはご承知のことだと思います。
これが所謂「リスク細分型自動車保険」になります。
テレビでは通販型自動車保険のコマーシャルで、「走行距離に応じて保険料が異なる」といったキャッチフレーズでリスク細分型保険料はお得だとアピールしていますが、使用する人ごとの特性に応じて保険料を変えるのは理解しやすいですよね。
では、こんなことも加味してくれたら面白いと思いませんか。
例えば、
こんなことも「リスク細分化」の一つとして見てくれて、保険料に差異が生ずるとか如何ですか。これこそが本当の「リスク細分化」です。
携帯電話の通話料や電力まで自由化になり選択の幅は広がっています。保険も選択の幅をもっと持たせるべきだと思います。そのために、こうしたリスクを反映する保険料を保険会社各社はドンドン世に出すべきだと考えます。出せば顧客が「リスクとは何か」を考える切っ掛けにもなり、保険を身近に感じる良い機会を提供できると考えます。
保険は時代によって変化すべき商品です。
生き方、考え方が多様化した現代にも関わらず、保険だけは過去の商品を頑なに販売しています。
変化なしでは生き残れないのが市場の掟であるならば、保険業界も一歩前に出る対策を講じて欲しいものです。
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