2018年05月11日 17時51分更新
来年4月に小学校に入学する子ども向けのランドセル商戦が首都圏で早くもヤマ場を迎えています。ゴールデンウィーク中も百貨店などではエスカレーター上ったところに特設会場を開設してあり、多くの人で賑わっていました。
首都圏は2017年10月1日現在の15歳未満人口が全国の3割弱を占める巨大マーケット!「間違いなく」入学時にはランドセルを「買わないといけない」訳ですが、それにしても早すぎる感じがしますね。
と言いつつ、ネクタイ派手夫も、人気商品は6月には完売すると聞いて、手作りの凝ったランドセルを作る業者をネット検索して資料を取り寄せたり、実際に百貨店のランドセル売り場に行って幾つかの商品をチェックし、5月中には購入手続き予定ではありますので、「ラン活」に乗せられた一人でもあります。
総務省の家計調査(2人以上世帯)もこうした傾向を裏付けていて、ランドセルを含めた通学用かばんへの2011年度の月別支出金額のピークは1月頃だったのが、2014年度は10月頃に、更に2017年度には7月頃まで前倒しが進んでいると言います。
今年もより早くなっていて、ある百貨店では4月単月の受注件数は前年実績の2.5倍に増え、売れ筋商品の価格帯は5万~6万円で、今年は女児向けは白やベージュなどの淡いカラーが人気とのことです。
「必ず買わないといけないモノの購入」にしても一年前に購入してしまう消費動機って何なのでしょうか。そこには「みんなと一緒ではなく、人とは違ったオリジナル性」が大きく働いていると思います。ランドセル売り場に行くと、凄い種類の「革」とランドセルを縫う色とりどりの「糸」までが揃っています。名前も色々な文字が選択出来たり、個人情報なので好きなハートを刺繍するものまであります。
「人とは違う」ランドセルを求めて、多くの家族が年々前倒しで「ラン活」をしているのです。
「オリジナル性」で言えば、保険も同じ。
人それぞれ考え方や背景等々が異なるので、契約者の意向を何度も擦り合わせて加入に至る商品が保険です。「必ず買うものではない」にしても、もっと「オリジナルで保険組み立て出来ます」に再度、焦点を当てては如何でしょうか。
そのためにも最近は見かけなくなりましたが、「当代理店は〇〇の保険会社を扱っています」といった数多くの保険会社を乗り合っていること、そして「豊富な保険商品からご自身にマッチした保険商品をご自身で選択できます。」ということをアピールしては如何でしょうか。
少なくとも単品売りは、これで防止できると思いますよ。
先週、他業種・他業態企業が相次いで保険ショップ参戦という内容で書きましたら反響が多かったため、今回も色々...
ネクタイ派手夫 02月12日10時21分