2015年06月19日 18時15分更新
最近、友人が引越しをするということでアドバイスを求められています。
何故かと言えば、ネクタイ派手夫は引越しを15回以上しているから!
保険会社勤務時代は3年に一度のペースで全国転勤していましたので、そのことを知っている友人から連絡があったものです。
確かに、「引越し」って、一生の内でも何回もすることではありませんよね。
転勤族であった保険会社時代でさえ3年間隔ですので、いざとなったら「引越しってどうやったんだろう?」と結構忘れていて、引越しは業者の選択は毎回エリアも違うので苦労した記憶があります。
皆さんでしたら「引越し」となった場合、どうされますか?
恐らく「引越し見積もりサイト」を使われると思いますが如何でしょうか。
ここに引越しは「いつ」で「何処から何処まで行くのか」、「家財の量はどの位か」を入力すると簡単に業者ごとから簡易見積もりが送られてきます。
その中から「何となく安心感がある大手引越し業者」と「知らない業者だけど安い業者」とかを具体的に絞込み、実際に家に来て貰って正式見積もりを取るという流れが一般的だと思います。
大手引越し業者は「大手」ということで安心してはダメです。
地域によっては社員教育も出来ていないような酷いスタッフが来ることも少なくありません。引越しの繁忙期となるともっと「下請け業者に丸投げ」するケースも多く、大切な家財を破壊されることも稀ではありません。
「価格の安い」業者は、通常料金は本当に当日来るかということもあり「当日払い」が原則ですが、中には「前払い」を条件にする所もあります。これは業界通念からすれば可笑しいと思いますね。だって、当日、業者が来ないかも知れない訳ですから。従って前払いを条件とする引越し業者を選択してはダメです。
ということで、「正式な見積もりをしに自宅に来た担当者の態度等をしっかり見て、色々と分からないことを質問してきちんと回答があるかを見て(連絡してもなかなか回答が無い業者は問題外ですよね)、当方の希望をしっかり伝えて、その意向と価格が最も近い業者を複数社の中から選択する。」という流れをアドバイスしています。
あれっ? この流れって「保険の加入」の流れと共通項が多いですよね。「保険」も「何かの切っ掛けがあって保険について聞きたいと思う」→「一体どこで聞いたら良いのかと探す」→「どうして保険加入をしたいかと思ったか等々を相談する」→「相談内容を聴いて具体的な保険提案がある」→「相談した保険代理店とは別の保険代理店にセカンドオピニオン的に聴きに行く」→「提案と担当した人の感じの良い方で保険加入する」。
こんな感じではないでしょうか。
引越しも保険も「売り手は分かっているが、買い手が分からない」商品だと思います。
故に顧客の希望をしっかり聴いて色々な関連情報を伝え顧客が十分に「理解」し「納得」することが肝要だと考えます。
この当たり前のことが今回保険業法によって法規制されます。
そう考えると大した話ではありませんよね。
「お客様目線」で全てのプロセスを考え直す良い機会です。
皆さん、頑張って態勢整備をして行きましょうねー。
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