2013年11月08日 11時47分更新
外食産業の「ワタミ」が出店戦略を見直すと発表しました。
2014年以降の新規出店は中華料理店など従来の居酒屋とは別の形態を中心にし、既存の居酒屋もこうした店舗形態への転換を進めるとのこと。
これにより、外食店に占める居酒屋の店舗の比率を現在の9割から5年後に6割強に抑え、客離れで不振が続く居酒屋を減らし、国内の外食事業を立て直すとのことらしい。。。
外食もお客様から飽きられるのが早いですね。
外食産業総合調査研究センターによると、国内の居酒屋・ビアホールの売上高は6年連続のマイナス。2008年に3割だった20代の居酒屋利用率は2012年には2割に低下したとの調査結果もあるようです。居酒屋と言えばサラリーマンも行きますが学生や若者というイメージがありますからね。若者の居酒屋離れに加え、経費節減で企業の宴会も減っては、何処も同じ感じの特徴の無い居酒屋では一挙に厳しくなりますよね。
ワタミも現在10店舗強にとどまっている「洋風料理店」や「焼き鳥専門店」を増やし、年明けには中華料理や客単価3500円の高級和食店の1号店も出すとのこと。これらは既存の不採算の居酒屋を転換して出店することで5年後に約330店とし、逆に「和民」や「坐・和民」等は約500店舗に減らす計画とのこと。
動く時は流石に早いですよね。
以前の当該コラムで、ローソンの新浪CEOが、「コンビニもお客様に飽きられてダイナミックな店舗モデルの転換が必要」として「マチのホッとステーション」を「マチの健康ステーション」に変更して行くという方針を発表された事をあげましたが、コンビニに続いて、居酒屋も!!というニュースですね。
でも、こちらも「即転換」で動きの早いこと!流石です!
保険ショップも居酒屋、コンビニと全く同様に「お客様に飽きられて」きました。
ここで、保険ショップのモデルの「ダイナミックな転換」が必要な時を迎えています。
ここで大切なのは、スピードです!
ワタミやローソンの様にトップ自らが即判断し、大きく舵を切ることが求められています。
保険業界には「成功体験」大切にする方が多く、なかなか舵をきれない方が多いと思います。
つまらない「キャップ」を外して、大胆な行動を起こすことが肝要かと考えます。
保険ショップの皆様、何時までも保険ショップが続くなんて考えていないですよね。
常にお客様の変化に対応して変態してこそ「ショップ」なのです。
保険は「流通」です。
ここを理解しないと、あと2年持たないと思いますよ。
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