2013年05月20日 10時35分更新
日本経済新聞にイオンが2013年度、大型ショッピングセンターの3割で大規模なテナント入れ替えをすることが報道されていました。
対象となる施設数は33と、大型店の出店を規制する改正まちづくり3法が施行された2007年度以降で最多の動きとなります。イオンは広大な敷地を持つ大型のショッピングセンターを全国に約120施設運営していますから、33施設と言うとかなりの割合での入れ替えになりますね。
そして、その入れ替えの主軸は、モノの購入よりも「施設で過ごすことに楽しみを見出す『コト消費』の需要を獲得する」というもの。
「モノ消費」から「コト消費」にお客様の「消費行動」が大きく変化していることを察しての転換ですね。
ここを理解しないと、「保険ショップは今後入れ替えの対象」となりますよ。
分かっていますか?
最近の消費者は衣料品や家電製品などの「モノ」より、娯楽やレジャーを楽しむ「コト」への支出を増やしています。
家計調査(二人以上の世帯)によると、2012年の消費支出全体に占める衣料品・履物の割合は4.0%で10年前と比べ0.7ポイント低下しましたが、教育娯楽サービスは5.9%と、0.5ポイント上がりました。
こうした消費の変化に対応したサービスを提供する有力なテナントとして「10分1000円」のヘアカット専門店「QBハウス」は2013年6月期に出店する33店舗のうち実に半数の15店舗がショッピングセンターになります。これまで中小規模の商業施設では当たり前にあった「QBハウス」が大型ショッピングセンターのモールに出現ですよ。
それ以外に具体的には何をするかと言うと、子供の遊び場や飲食スペースを広げたり、授乳やおむつ替えスペースを設けたり、料理教室や音楽教室を増やしたり、サービス業のテナントを増やすといったことになります。
ても、これって、保険ショップで出来ることばかりですよね。
既にキッズスペースがある所はより充実させてお子様の憩いの場となるように改装したり、授乳やおむつ替えの出来るスペースを作って子育てママを応援する体制を作る必要がありますね。乳幼児を集めて「あかちゃんマッサージ教室」とか「保険相談教室」とか「相続勉強教室」とか保険ショップがイベントして取り組んで来たことを更に充実させて取り組む時が来ましたよ。
保険ショップは「サービス業」です。
お客様の笑顔の為に日々「接客」に励み、イベントやセミナーを積極的に開催してきたノウハウがここで生きるのです。
最近は保険ショップも坪単価で驚異的な家賃を支払われているため商業施設サイドからすればお得意様になりつつあります。
コト消費に合わせて、サービスラインを充実させることで商業施設の核テナントになるべく行動すれば生き残れますが、行動しないと契約期間満期で追い出されると思います。
勝つか負けるか、その差は「サービス業」であることを認識して行動できるか否か。ここにかかっていると思いますね。
サービス業になるためには『一般社団法人 結心会』の定例会に参加して勉強されることが一番の近道だと思います!
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