2012年03月13日 10時09分更新
商業施設で保険ショップを運営されている方にお話しを聞くと、最近は、新規来店者の殆どが突然ショップに入ってきて「保険相談したいのですが」というケースだとおっしゃいます。
これって保険ショップがスタートした時点とは大きく異なっています。
保険ショップがスタートした時分のショップを思い浮かべてみて下さい。大抵、入口にはパンフレットスタンドが幾つも置いてあって「医療保険のお勧め」のような大きなポップでお客様を誘引していました。そして、パンフレットをご覧に来られたお客様に、そっと近づき「医療保険にご関心がございますか?」とお声掛けをして、保険相談に持ち込むというスタイルが主体でした。
ところが今では、こうして突然ショップに保険相談に来られる方が多いのです。これって、保険ショップの役割がお客様に認知された結果だと思いますが、逆にお客様は何時かは相談しようと思ってショップ内をいつもご覧になっているのだと気づく必要があります。
・バックヤードからショップに出てくる際に、一礼をして出てきていますか?
・バックヤードの飲んでいたコーヒーを持ったままショップに出てくるような無様な行為
はしていませんよね。
・ショップでスタッフ同士がプライベートな話なんかしていませんよね。
・ショップでまさかアクビなんかしていませんよね。
・ショップで電話応対している際に、大柄な態度でしていませんよね。
・ショップの前の通路にゴミが落ちていたら、そっと拾って処理していますよね。
・スタッフの身なりはきちんとしていますよね。クシャクシャなスーツ何か来ていません
よね。ちゃんとクリーニングしていますよね。
・常に笑顔でショップ内から通路を通るお客様にお声かけをしていますよね。
・毎日一定の時間はショップの前でチラシ等のハンディングをしていますよね。
・怖い顔をしてパソコンの前に座ったまま一時間も見積もりを作るといった作業をしてい
ませんよね。
・ショップのスタッフ席に座って、足を組んで、大柄な態度を取っていませんよね。
・お客様が来店されたらスタッフ全員で対応し、お帰りの際には全員でお見送りをしてい
ますよね。しかも、お客様の姿が見えなくなるまで、お見送りをしていますよね。
上記のようなことが出来ていないショップには残念ながら、突然お客様が保険相談に来られるといった現象は無いと思います。
お客様が突然来られるまでに、お客様はショップの前を何十回、何百回と通り過ぎられていてスタッフの対応をご覧になっているのです。そして、こんな素敵な対応をしてもらえるなら何時かは保険相談しようと思われたのです。その結果が突然の来店なのです。
偶然はありません。全ての事象は必然です。ショップからお客様のために精一杯保険相談させていただきますオーラが出ているからこそ、お客様がお越しいただけるのです。
お客様は常にショップの中を、スタッフの動きや対応をご覧になっているのです。
この意識を常に持ち続けることが優績な保険ショップを構築するのです。
本当にわかっていますか?
もう一度、スタッフ全員で意識の共有化を進めてみては如何ですか?
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