2012年02月27日 15時57分更新
年齢が推測できてしまいますけども。
今回は自分の社会人の生い立ちに関連して、書いてみたいと思います。
生命保険の仕事に関わって、20年以上になりました。
社会人なりたてのころは・・・。
当時は男女雇用機会均等法や、社会進出する女性の時代の幕開けとも言われた年代で、
華々しく政治の舞台でも女性の言論声高らかなマドンナ旋風と言われた時代でした。
大卒の女性が生命保険の営業の最前線に押し出された頃でもあり、自分もそのひとり。
多くの同期に囲まれてのスタートです。
入社後、仕事のやり方を教えてくれる教育担当トレーナーの女性がついてくれました。
(後の直属の上司になる人です)
業務以前に、身だしなみのエチケットから、お客さまへの話し方の細かいところまでチェックされて 当時は随分注意されたように思います。
「スカートの丈が短すぎるから、着替えていらっしゃい」
「提案するときの進め方は 相手の話をよく聞いてから。 勝手に持っていかないこと」
「若いことに甘えてはいけません」(>_<)
毎日毎日、うるさいくらい指導が飛んできました。
でも、他の人はどうだったかわかりませんが、どんなに細かい注意や小言が入っても、
自分はそれがちっとも面倒だとは思いませんでした。
それは、彼女が私に ことあるごとに囁いた「言葉」があったから。
それは
「あなたはいずれ人を教える立場になるのだから」
という言葉でした。
だから、うるさいことも言うわよ? このくらいで値を上げるんじゃありません。
まだまだお客さまから選ばれるはず。 だってあなたは人を教える立場になるのだから。
うまく乗せられたというか・・・・
まだ20代そこそこの甘ったれの自分にとって、その言葉はとても魅力的で
こんな自分でもいつか女性の時代の筆頭みたいにステキになれるの??という
淡い期待とキラキラの目標を持たせてくれました。
彼女は常に、私への期待とその先の目標を言葉で示してくれました。
単純な自分の性格を見抜いてそう言ったのか?はわかりませんが
その言葉にすっかり舞い上がり・・・・仕事のおもしろさも覚えて 今があると思っています。
営業だから苦しい時もありましたが、辞めずにすんだのは この言葉があったからです。
彼女が教育担当として教えてくれたことは、いまの自分にとって基本のひとつになっています。
かつての自分がそうしてもらったように
「あなたの可能性はまだまだ無限、もっとこんなことができるかも」
を、言葉の裏のメッセージとして伝える。
言葉のどこかを自分の胸にとめてもらって
少しでも自分の目標とか、行動の一部になってくれること。
「言霊」を伝えるのは難しいことではありますが
人の成長を信じて、伝える。 それがいまの最大のミッションとなっています。
FIS-FUJI(非該当)-39
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