2017年12月07日 17時46分更新
保険代理店の皆様、今は「攻め」ですか「守り」ですか。
現状、多くの代理店が「守り」に入っています。
最近の金融庁等の動きの中、保険会社が過敏反応していて、結果、代理店に圧がかかり、自然と代理店も守りに入っている感じがしています。
改正保険業法に続いて、フィデューシャリー・デューティーと顧客本位の業務運営とやるべきことは明確化していますが、本来「当たり前のことを当たり前にする」だけのことで、それを体制として見える化させるだけの話ですので、きちんと顧客対応し、日々真摯に業務に専念されていれば、恐れるようなことはありません。
ですが、何をやるにしても何となく委縮して一歩が出ない代理店が多いと思います。
一方で、生命保険では手数料以外のオーバー・コミッションして支払われていたボーナスやインセンティブ報酬等の支払いが無くなる方向で進んでいます。
損害保険代理店の手数料も毎年保険会社の一方的な指針で変わり、これでは代理店経営を維持するには不安定要素が多すぎます。
従って、今は「攻め」の時だと考えます。
フィデューシャリー・デューティーについては認識し理解して日々の行動をしていれば問題はないと思います。三ヶ月に一度の一般社団法人保険健全化推進機構結心会でのフィデューシャリー・デューティー勉強会に参加し、これを持ちかえってスタッフに伝えるだけでも十分な効果はあると考えます。
今こそ、「攻め」です。
ロボットAIを活用した保険ショップの登場、インフルエンサーを活用した保険募集、退職金マーケットから法人マーケットにシフトしようとする銀行窓販、銀行子会社保険代理店を使っての保険ショップ拡大、Peer to Peer、スマホアプリを使っての銀行による損保販売と、いつの間にか、代理店業界には変化と脅威が忍び寄っています。だからこそ、今、攻めないと滅んでしまうのです。
幸いにも多くの企業がマーケットに枯渇しています。故に、保険代理店の有するマーケットに対し、接触を求める企業が多くなっています。互いの持つマーケットを相互に活用することで、互いに収益をあげて行くことができるというスキームです。アンテナを張っていればこうした情報は飛び込んで来ます。飛び込んで来させるためには「攻めの体制」でいることが必要です。
保険マーケットの根本的な見方を変えた攻めを他業種企業と提携し進め、本来の保険代理店としての力を充実させるとともに保険外収益となるアイテムを採用・定着させ、代理店経営を安定させるためには、攻めしかないと考えています。
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