2013年06月13日 11時28分更新
6月7日に第16回の金融庁保険審議会ワーキング・グループが開催され、報告書が示されました。
日本経済新聞でも「複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店(保険ショップ)への規制強化」と報道されましたね。
乗合代理店の場合、当然、複数の保険会社の商品を提示して説明しますので、このあたりの根拠を明確にするよう求められています。
で、乗合代理店「義務」として次の六つが示されています。
・お客様の意向に即した比較対象「全」商品のリストアップが求められています。
お客様の典型的ニーズを想定してリストアップしたモデルを元に種目別に対象全商
品を表示・説明する業務態勢が求められています。
・推奨理由のパターン化による「絞り込み理由の簡潔な説明」が求められています。
・誤解を招かない公平・中立の表示例を設定する必要があります。
・フランチャイズ契約において検討を必要とする看板・名刺等における代理店名・商標名表示といった法務事項の整理・対応と本部代理店の業務管理手法・教育プログラムの充実が求められています。
その上、比較・推奨プロセスが、手数料が高い・低いで決まっていないか等の「妥当性」について金融庁が検査等によって検証するとされています。
なかなかの内容ですね。
一代理店が対処できる許容限度を超えている感じもしますので、代理店の「合併」「M&A」も今後は多くなっていくと推測されますね。
仕方がないというか、意外にベストの判断かと思いますが。。。保険代理店の皆様は真剣に考えた方がイイと思いますよ。
従来代理店が「これらの規定を持たず、募集人の才覚に任せて実務を処理している」と主張・言い訳をしていましたが、金融庁は全く「認めない」としており、検査による「代理店の業務改善命令・業務停止命令」を受けることになります。
ついに、保険代理店個々に業務改善命令・業務停止命令の時代に突入しましたね。
打開策として代理店がまずやらなければならないこと!!
それは、代理店自らが「自社のコンプライアンスマニュアル&契約(引受)規定&事務処理規定」を作ることです。
結心会では「会」としてこの態勢づくりを支援しています。
ご関心のある方は結心会まで一報(電話03-5812-8355 FAX 03-6806-0503)下さーーい。
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ネクタイ派手夫 09月27日18時13分