2014年03月24日 11時56分更新
結心会では去る1月21日に第21回定例会を開催し、のぞみ総合法律事務所吉田弁護士をお招きし『保険業法に伴う保険代理店態勢整備について』の基調講演をいただき、更に委任型募集人を抱える訪問販売系代理店、保険ショップ系代理店、フランチャイズ系代理店といった保険募集チャネル毎の代表が質問をする形でパネルディスカッションを展開しました。
そして、この内容を全国各地の代理店に伝えるべく、次の日程で結心会地区報告会を開催しましたので、ご報告申し上げます。
2月 5日 「松山」 参加者数 26名 高松、徳島、岡山から参加者有
2月 7日 「大阪」 参加者数 58名 鳥取からも参加者有
2月18日 「福岡」 参加者数 75名 九州全県、山口から参加者有
2月19日 「沼津」 参加者数 31名
2月20日 「神戸」 参加者数 40名
2月25日 「名古屋」 参加者数 45名
2月27日 「金沢」 参加者数 22名 富山から参加者有
3月14日 「東京」 参加者数 100名
3月19日 「越谷」 参加者数 25名
合計 422名
地元の保険代理店店主、委任型募集人、保険会社社員の方々が参加いただき、保険業法改正について如何にして保険代理店は態勢を構築していかなければならないかについて2時間程度セミナーをさせていただきました。
非常に遠方からの参加者もあり、セミナー後、残られて個別相談をされる方も多く、法改正ということもあり非常に熱のこもったセミナーとなりました。
こうしてセミナーを聴いていただいた保険代理店さんから直接「声」を集めてみましたので、ご参照下さい。
【業法改正に伴う態勢整備について】
○態勢整備は重いロードで、自動車整備工場といったモーターチャネル、不動産チャネル
を代表とする所謂「兼業」代理店には「本業ではない」こともあり態勢整備に備えるた
めの労力、コストを割くことが出来ず、保険代理店業廃業を考えている。副業とは言え
収益を支えてきた保険事業撤退は厳し過ぎる。
○一代理店で取り組むにはハードルが高すぎる。代理店同士が一緒に取り組んで行こうと
する場合に、保険会社が組みする代理店を指定してくる危惧を感じる。
顧客を守るために代理店自らが何処の代理店と組みするかの選択を自由にできるように
して欲しい。
○委任型募集人が当該代理店で雇用出来ない結論が出たため、他の代理店が雇用してくれ
れば代理店を移りたいが、保険会社が契約移管をさせないという噂があり非常に心配し
ている。
○乗合保険会社数を減少させ態勢整備を少しでも楽にしようと考えていて、折角なので廃
業する保険会社の保有契約を他代理店に移譲(M&A)したいと考えているが、保険会社
がこれを容認しない或いは保険会社が指定する保険代理店にしか移譲を認めないと言う
噂がある。
そこまで保険会社は介入する必要はないと考えるが、如何なものか?
○金融庁としての指針を示して貰うか、ここに相談したら良いと言う業者の紹介をして貰
えないのか。
○結心会に「業法改正に伴う保険代理店態勢整備についての相談窓口」とか「情報連絡協
議会」といったものを作って欲しい。ここから具体的解決策についての指導を受けたい。
こんな「生の声」をお聴きして来ました。
金融庁ホームページにもパブコメが掲載されていますので、併せて「声」を確認いただければと思います。
業法改正の潮目を迎えている「今は団結」の時だと思います。
まずは情報収集で是非全戸各地で開催される結心会セミナーにご参加下さい!
皆で一丸となってハードルを越して行こうではありませんか!!