2012年12月10日 10時36分更新
先週は、中央自動車道でのトンネル落下事故から始まり東北での大きな余震で終わるという多難続きの一週間でした。
それにしてもトンネル落下事故は、全国全ての老朽化としたトンネルでも何時起こり得るか分からない「新しいリスク」として注目が集まりましたね。
日々膨大な交通量のあるトンネル内のチェックが「目視」だけだったというのは危機管理不足という感が否めませんが、コンクリート屋根をボルトだけで固定してあるというのも、そもそも構造的に問題があるのではと考えてしまいますよね。
残念ですが、多くの方が亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。
自動車で走行中、屋根が落下してくるなんて、夢にも思わない光景だった思います。
不謹慎ですが、この場合の保険のことを考えてみたいと思います。
これって「自動車搭乗中の事故」になりますので、「交通事故傷害保険」の支払い対象となります。従って、交通傷害保険にご加入されていれば、死亡保険金がお支払い出来ます。
また、自動車保険に付帯されている「搭乗者傷害保険」でも保険金が支払われます。
当然、「普通傷害保険」、「家族傷害保険」といった交通傷害よりも補償範囲の広い傷害保険に加入されている方も対象となりますので、恐らく損害保険会社の傷害保険にご加入されていればお支払い対象になると思います。
損害保険会社が「積み立て型の傷害保険」を販売していた当時、最も販売していたのが、こうした交通傷害保険を家族ぐるみで補償できるという「ファミリー交通傷害保険」でしたので、身近な保険として認知も高い保険商品の一つだと思います。
ちなみに交通傷害保険は「交通乗用具」に絡んだ事故で保険金が支払われます。
自動車、JR・地下鉄といった電車、船舶、飛行機の他、自転車、三輪車、ベビーカー等も対象となります。「交通事故」に限定した補償のため、保険料は割安となっていますので、特に自転車をお持ちの方は転倒の際のおケガに備えてご加入をお勧めいたします。
また、当然ですが、中央自動車道の管理会社は、管理ミスが認められると亡くなった方々に賠償責任が生じます。
実はここにも道路管理業者が加入する「道路賠償責任保険」が適用されると思います。
まさに、あらゆるリスクに対応する損害保険!という所でしょうか。
職業柄、大きな事故が発生すると、どうしても保険のことを考えてしまいます。
でも、こうした「リスク確認」が今後のリスクマネージメントに繋がりますので、保険に携わる方は必要不可欠な行為であると思います。
リスクのある所に保険もあり!
損害保険って、面白いですよね。
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