2012年08月14日 16時07分更新
先日、お客さまへの日ごろのサービスの一環として「メンタルヘルスセミナー」を
ある企業さんへお伝えしてきました。
ストレスと聞くとあまりいいイメージがないのですが、適度なストレスは
私たちの身体に一定のスパイスとなって、良い効力をもたらしています。
ストレス状態に置かれると、私たちの心や体は様々な反応を起こします。
たとえば。
精神的に大きなストレスがかかると、それに負けまいとがんばる努力や乗り越えようと反撃します。
過酷な労働をしなければならない状況に置かれれば、体はそれに対応するために
心臓の動きを早め、血液を体全体に送ろうとします。労働に耐えられる身体を作り出そうとします。
そのように、私たちの心や体はストレスが発生すると、自然な体の働きとしてそれを
「乗り越えるための反応」をします。
困難に遭遇すれば、それをどうにか乗り越えようと様々な工夫をしたり、努力をするわけです。
そういった事が、その人を大きく成長させたり、広がりに繋がる・・・という事はとても多いのではないでしょうか。
そんな観点から 「ストレスは人生のスパイス」とも言われています。
でも・・・、ストレスがいい作用ばかりじゃないことは みなさんご存じのとおり。
私たちには人それぞれにストレスに対応できる一定の「コップ」があって、
コップから溢れてしまうほどのストレスをため込んだとしたら・・・・
身体に赤信号サインがともることになります。
この自分の赤信号を、日ごろから「黄色」のあたりでうまくストレッチできると
ストレスとも上手につきあっていけるよね、ということなんですが。
今回のセミナーでは、①ストレスの気づき(自分の健康は自分で守る)という観点でもお話ししています。
いつもの自分と違う、と自ら気づけること(セルフケア)が大切です。
参考
「5分でできるストレスチェック」⇒http://kokoro.mhlw.go.jp/hatarakukata/tool.html
4つのSTEPによる簡単な質問から職場における働く人自身のストレスレベルを知ることができます。
厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票フィードバックプログラム」に基づいています。
ストレスチェックをやってみて、いかがでしたか?
(私は「今回の調査時点では、問題はありませんでしたが、普段からストレスをためこまず、気分転換をはかるようにこころがけることをお勧めいたします。」というコメントでした)
自分のいまの状態を、こういった簡単なテストで確認することも大切です。
私はストレスがたまると すでに壊した右耳が聞こえにくくなってくるのと、少しだけ、お酒の量が増えます(笑)。
また、眠りが浅くなるようです。
そのときに、あぁ自分は今疲れているのだな、と気づくわけです。そして、
今日は残業よそうとか、友人と会って楽しく過ごそうとか、自分にあった気分転換の行動に移ります。
自分のストレス状態に気づき、はやいうちに自分ができる気分転換をすることがポイントです。
次回は、その② ストレス~まわりの人に目を向ける~をご案内したいと思います。
FIS-FUJI(非該当)-63
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