2015年03月24日 18時35分更新
表題は、9日後のエイプリルフールのネタである。(すみません)
「がんの3分の2は、克服可能」ということを聞いたことがある。
3分の1は禁煙と生活習慣の改善で、
3分の1は、検診による早期発見で、とのことだ。
最近、喫煙率は低くなっている。誠に結構!
しかし、検診受診率はどうだろう。
日本のがん検診率は、欧米や韓国に比べ非常に低いことは
以前から言われている。
例えば、乳がん検診の受診率を見ると、欧米は70%
日本は20%前後だったと記憶している。あまりに低い。
日本でのピンクリボン運動は年々盛んになっているようだが、
意外にも、
見かけでは解らないものだ。
乳がん検診に限らず、受けない理由は、面倒だ、痛そう、
手間が掛かる、結果を知るのが怖い、お金がかかる、
等だろう。
PET検査、遺伝子検査、腫瘍マーカー、胃カメラ、大腸カメラ、
マンモグラフィ、便潜血検査など、思い当たる節はそれぞれある。
しかし、人はがんを発症していると診断されれば、
なんのと言わずに、より精密な検査を受けるだろう。
その意味でも、今回発表された「がん線虫検査」
期待が大きい。
何と言っても、「おしっこ一滴」を提供するだけで、「線虫」
どこでも安価に手に入りそうな生き物が「がんの罹患の有無」
してくれるというのだ。
痛くも痒くもなく、コストも安く手間もかからない。
がん検診の第一歩として採用されれば一挙に広がり、
がん死亡率の改善に効果が期待される。
実現化には10年余り掛かるとのことだが、
何か保険業界として、
「線虫飼育訓練士」・「がん線虫診断士」
参考:http://mainichi.jp/select/
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