2014年11月10日 12時07分更新
最近、キャンサーネットジャパンさんと知り合った。
1991年から活動している団体で、
がん患者や広く国民に届けようとしているNPO法人だ。
私たちは、いざ、がんに対する情報を集めようとする時、圧倒的に
インターネットを利用する。
しかし、同法人の理事である東京大学後藤悌先生の論文によると、
日本のインターネット上のがん情報の50%は、正確性、
いるそうだ。
ちなみに、米国では80%が信頼できるそうだ。
そんな事を教えていただいた。
東京大学の中川恵一先生のおっしゃるように、「
がん後進国」という言葉が思い出された。
キャンサーネットジャパンでは「がん情報ナビゲーター養成講座」
運営している。
チラ見させていただいて、印象に残った講義内容は、がん検診に
ついてだった。
ヨーロッパ各国は、がん検診の導入と共に、がんによる死亡率が
顕著に減少している。
しかし、日本においては、検診の導入後も、相変わらず死亡率は
増加の一途をたどっている(乳がんの場合)。
検診が広まれば、
私には、衝撃だった。
原因は、がん検診に対するアセスメントと、がん検診に対する
マネジメント(精度管理、体制管理)の、
ということだ。
検診の有効性とは、検診後、
そうだ。
大腸便潜血では16%、マンモグラフィー15%、
いるそうだ。
子宮頸がん細胞診も、有効性が確認されているとのこと。
いろいろな検査方法が、この間、現れては消えていった。
この30年間で存続が確立したのは、
二つだけだというのも意外だった。
こんなことを気づかせてくれたキャンサーネットジャパンさん、
ちょっと気になります。
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