2017年06月01日 17時49分更新
保険ショップの過去の成功体験を未だに引き摺っている代理店が多いですね。
過去は過去です。
今は顧客動向、ニーズが日々大きく変化しているのに、これに目を瞑って過去の成功体験を未だに信じて取り組んでいる保険ショップでは先行きはありません。
セブンイレブンがここまで続いたことについて「日々、何らかの形で変化させてきたから」と有名な経営者の方が仰っていましたが、その通りだと思います。
何度も言っていますが、保険ショップは「サービス業」です。「保険代理店業」ではありません。従って、顧客の変化を「感じて」、常に「変化」させることでのみ生き残れると考えています。故に成功体験を顧みてはダメです。
折角、日々、お客様と接して、生の声を聴いているのですから、この声を反映させたショップにしなければ、ショップとしての意味がありません。うちは料理に自信があるから変わらない味で繁盛を極めた商品を相変わらず売り続けているというレストランが続くと思われますか。保険ショップとは名ばかりで一店舗だけを頑なに守っていくという体ではそれでも良いかと思いますが、少なくても複数店舗を広域に展開しているのであれば、経営者は常に店舗に顔を出し、スタッフと話し合い、現状をきちんと把握し、イベントくらいは参加して顧客に直接接して、肌感覚で、お客様が何を求めているかを理解すべきです。
保険ショップの経営者の皆様、出来ていますか?
・出店している商業施設のマネージャーさんといつ会いましたか?
・マネージャーさんと会って最近の商業施設自体の状況をきちんと把握していますか?
・商業施設に行く時は従業員専用入口から入ってバックヤードに掲示されている色々な紙
媒体を見ていますか?
・商業施設に行く際はバックヤードにいらっしゃる従業員さんの数を把握して、相当数の手
土産を持参していますか?
・商業施設に行ったら、全てのフロアを回り、たまに繁盛している店舗に入って、客を装って当該店舗のスタッフと話をして情報を入手していますか?
・商業施設に行ったら駐車場をチェックして、車の種類で来店している客層がどういった層かをチェックしていますか?
まだまだありますが、こうしたことをしないで、過去の栄光を未だに信じて、過去のやり方を引きずってやっているようでは、この保険ショップM&Aバブルのうちに売却された方が良いと思います。
日々、お客様の変化を感じて保険ショップ自体を変化させているからこそ「保険ショップ経営は面白い!」のです。
保険ショップ経営者の方で、今、経営が面白いと感じられていなければ、今あるすべてを断捨離してみることをお勧めいたします!
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