2017年06月08日 18時19分更新
先般、流通経済大学の学生たちが事務所に来てくれて、保険についての意見交換する機会を得ました。流通経済大学は茨城県龍ヶ崎市と千葉県松戸市にキャンパスを置く大学で、わざわざ東京の事務所まで来てくれました。
学生たちが考える仕組みの中で、「保険」を活用したいということで、意見を聞きに来られました。約2時間ほど、学生たちと意見交換し、逆に学生たちがこんな保険だったら加入したいと思うリスクを聞いていたところ、意外にも「チカン冤罪保険」に強い関心を示しました。
彼ら学生にとって、「今」を否定されることに異常な抵抗感があるのに驚きました。
チカンと間違えられた段階で仕事も無くなり、「今の社会」から放り出される恐怖が凄く強いことがよくわかりました。チカン冤罪保険は、「交通費の一部」と考えて、是非加入したいと言っていて、社会人よりむしろ社会に出る前の学生向けに売れるのかと思いました。もし著者が今、学生でチカンに間違えられて、社会から放り出されたらどうするかを考えたら、恐らく海外に飛び出して仕事を探して、グローバルなビジネスマンになって日本に錦を飾るけどなと言ったら信じられないといった顔をされました。
そこで、「君たちが一番恐れる社会から放り出されるような事件・事故に巻き込まれた際に、海外に行って再起するために例えば半年間、英語かタイ語といった語学教室に通える費用を負担する保険があったら加入する?」と聞いたところ、間違いなく加入するとの回答でした。
若い人のことは若い人とじっくり話さないとわからないですね。機会があれば、こうした学生たちとの意見交換を色々な大学としてみたいと思いました。ドコモが保険ショップをスタートした際、その目的の一つに「若年層に保険を浸透させたい」としていました。日本生命も若年層の保険料を割り引き、加入し易くしていますが、「価格」ではないことは読者の皆様がご承知の通りだと思います。
「若い人のことは若い人に聞く!」これしかないですよね。
でも、この機会を如何に創っていくか?が大きな課題だと思います。大掛かりなことは出来ませんが、各地の保険代理店の皆さん、是非、近くの大学に声をかけて、少なくても良いので学生たちとの意見交換の場を作ってみては如何でしょうか。
以前、保険ショップのイベント開催の際に近くの大学に求人広告を出して中長期のイベントの際にアルバイトを活用していましたが、こうした展開から若い人の考えを知る機会を作ることが出来るかと思います。
あとは、保険代理店自体に若い方を採用することだと思います。頑張って毎年「新卒者」を採用されている所もありますが、採用することで若い方の考え方を理解できると思います。
保険代理店としても「若年層対策」を真剣に考えてみて下さい。
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