2015年07月13日 18時34分更新
昔からテレビ放送されている「サザエさん」。ご覧になっている方も多いと思います。
ちなみに、サザエさん一家の年齢をご存知ですか。
一応、こんな設定になっています。
・磯野波平さん 54歳
・磯野フネさん 52歳
・磯野カツオくん 11歳
・磯野ワカメちゃん 9歳
・フグ田サザエさん 24歳
・フグ田マスオさん 28歳
・フグ田タラちゃん 3歳
これを見ると、フネさんはワカメちゃんを43歳という高齢出産されていることになります。
この年齢をご覧になると違和感を感じられる方が多いと思います。それは時代背景が違うからですよね。
サザエさんは1946年、終戦の翌年の4月から1974年2月までに連載されたものです。その時代は55歳定年の終身雇用制度で、戦後の高度経済成長ど真ん中という時代設定だったわけですね。それにしても昔の54歳はあんなオジイサンという感じだったのでしょうね。
サザエさんを見ると、マスオさんとの間に21歳の時にはタラちゃんを産んでいることになりますから、20歳の時には結婚していることになります。サザエさんはあわび女子学園を卒業していますので、これを勝手に短大と考えると短大卒業して直ぐに結婚したことになります。昔はこんな感じが当たり前だったんでしょうね。
現在の初婚が30歳超えで当然初産を迎えるのが30歳を超えるなんて当時は想像も出来なかったと思います。
この年齢設定で15年後を考えると、タラちゃんが18歳で大学入学という時に、マスオさんは43歳の働き盛り、サザエさんに至ってはまだ39歳で女盛り、波平さんも69歳で優雅な年金暮らし。サザエさんに二人目、三人目の子供がいても50歳になる前には家族への責任は果たせることになりますね。世田谷区に持家を所有していますので、何の問題もなく過ごされているように思います。
この流れを考えれば、時代時代によって保険も変化して当然ですね。
現代では終身雇用制で給与が毎年上がっていく訳でもなく、31歳で産んだ子が大学入学時には50歳近くになり、ご両親は75歳越えで介護の問題も生じるといったパターンになるのでしょうか。
「生き方」も大きく変化しています。
こういう時代だからこそ、一層、顧客の意向をしっかり聴いて保険でカバーできるものは何かを考え顧客に提案・説明し、目的をしつかり持った保険設計をいかなければなりませんね。
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