2015年05月29日 10時08分更新
日本生命が保険ショップ「ライフサロン」を買収して保険ショップ事業に参入とのニュースが飛び込んで来ました。
「ライフサロン」をご存知の方は業界通ですね。
元々「ベンチャーリンク」が構築した保険ショップで、ベンチャーリンク破たん前に、光通信グループの運営する当時の「みつばち保険ファーム」に吸収されましたが、一部店舗は「ライフサロン」の屋号そのままに今日まで営業していたものです。
それにしても株式90%取得で10億円とは・・・・・・。
これで、保険ショップFCやっている所は「売り先」が出来て喜んでいると思います。
10年で300店舗という報道でしたが、FCの屋号を使っている保険ショップを吸収すれば簡単に300店舗達成すると思います。ほけんの窓口だって、200店舗程度はFCですからね。他の屋号の所にはもっと多くのFCが存在しています。
さあ、各FCがどう動くか??注目ですね。
これで大手生命保険会社は保険ショップを販売チャネルとして所有しました。
○ 日本生命 ・・・・ ライフサロンを買収
○ 住友生命 ・・・・ 「ほけん百花」を本格展開中
○ 明治安田生命 ・・・・ 「ほけんポート」一応展開中
○ 朝日生命 ・・・・ ほけんの窓口の筆頭株主の伊藤忠商事の大株主は朝日生命
保険ショップも、保険会社がバックで運営するものや、イオンとかイトーヨーカドーとかの企業が運営するものとかばかりになりましたね。
第一生命も、昔は損保ジャパンDIY生命社、今は「ネオファースト生命保険」が、今秋から保険ショップ向け商品の提供を始めるといった報道もありました。
住友生命は既に保険ショップ向け商品を供給するためにメディケア生命を作っていますので、このあたりも混沌として来ましたね。
どうせなら、もっともっと多くの業種・業態の企業が保険事業、保険ショップ事業に参入すれば、もっと活況を呈して面白いのにね。
過渡期を迎えた保険ショップ事業。
やり方一つで大きく伸ばせる事業であることに間違いはありません。
当然のことながら、郵便局は保険ショップをやり、トヨタ自動車もディーラー各拠点に任せるのではなく別ブランド保険ショップを構築するでしょうし、銀行も叩かれ続けている窓販をやめて別ブランドを作って保険ショップ進出という図は目前だと思います。
改正保険業法に求められる「態勢整備」が本当にきちんと出来るのはこうした企業しかないと思いますので、参入障壁が高くなり「新規参入が極めて難しく」、しかも既存保険代理店も維持管理出来なくなり「保険業界から退場する所も多発」するであろう中、企業が保険事業参入するのは至極当たり前の事だと考えます。
何と言っても「金融」は儲かるし安定しています!!
今回の保険業法改正による参入障壁は普通の企業からすれば大したものではありません。
出来れば、もっと「じぇ、じぇ、じぇーーー!!」(かなり古いフレーズ?)と感嘆するような企業が保険事業参入してくれると面白いのにねー!!
前の記事
次の記事