2012年04月04日 17時03分更新
先週、名古屋で「イカプラス」という「イカ釣り専門雑誌」の出版社に行って来ました。要件は「イカ保険」なるものを作ろうかという企画。
元々、釣りについては「釣り保険」が販売されていましたが、現在、殆ど全ての損害保険会社で販売中止の状態。まあ、それだけ保険金支払いが多かったということですが。。。
という背景もあり「イカ保険」の企画に至った訳ですが、釣り保険同様の保険商品では損害率が上がって採算が取れないということで、イカ釣りでの独自リスクをお聴きしたら、ビックリするようなリスクを沢山教えていただきました。
非常に興味深い話でしたので、ご紹介したいと思います。
まずは、こんな話は如何でしょうか。
イカの大物というと4kg以上とのこと。
こうした大物を釣り上げると、イカ釣り師は余りの嬉しさに心臓バクバクで心臓発作を起こして倒れてしまう(大袈裟に言うとです)そうです。
つまり、4kg以上のイカを釣るということは、ゴルフで言うホールインワンに匹敵、否、それ以上ということらしいです。
で、4kg以上のイカを釣りあげたら、お祝い金費用として数万円支払うという保険はどうかと言われ、なるほど~と感心してしまいました。
確かに、これはイカ釣り独特の「リスク」だなーと。
また、イカ釣り船は大型船で無いケースが多く、転覆リスクに遭遇する可能性があるともお聞きしました。その際、当然、ライフジャケットを付けているので体の心配はあまり無いものの、釣り具は全て海中に没するとのこと。
こうした釣り具の補償は従来の釣り保険でも補償できませんでしたが、こうした転覆時に限定しての釣り具損害を、上限決めて補償してくれたらイイのにと提案受けました。
うーーん、なるほどーー!
あと、イカ釣り専門の方はイカを求めて片道200km程度の移動は当たり前とのことで、万が一、車が故障してレッカーで運ぶことになった際は、自動車保険に付帯されているレッカーサービス無料の距離数では全く足りないので、これをもう少しでもイイので補償してくれると有難いとの提案も受けました。
うーん、なるほどーー!
これ以外にも色々なリスクをお話しいただき、イカ釣り恐るべし!と感心しきりでした。
やはり、極めた方に聴かないとリスクはわからないものですね。
こうして直接お聴きしたリスクを考えつつ、イカ保険なる企画を進めていきたいと思いました。
こうしたニッチなマーケットですと、オリジナル保険を作っても間違いなく必要性を感じていただき「お客様に刺さる」商品になるものと考えています。
如何ですか?
皆さんもニッチな趣味をお持ちで、趣味のためならお金を幾らでも掛けたいという方はいらっしゃると思います。この方々に刺さるオリジナル保険を作ることで保険を身近に感じていただけるものと考えます。
こうしたアイデア募集中ですので、ご覧のサイトにご意見いただけれは幸いです。
宜しくお願いいたします。
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