2012年03月27日 10時42分更新
イオン少額短期保険㈱が販売している傷害保険の「ランドセルプラン」って、ご存じですか。
「ランドセル」というイメージからしてターゲットは「小学生」!と一目ですよね。
お子様の日常における様々なケガによる入院・通院・手術、さらに病気に因る入院・手術を保障するという保険で、傷害入院保険金の日額が5000円、傷害通院日額1500円、病気の入院日額が5000円で年間保険料は5歳~9歳の男の子で10000円弱と言うものです。
保険の募集代理店は、当然「イオン保険サービス」社。
「イオン」の集客力があって、イオンが運営する少額短期保険の商品であれば、イメージが「家計に優しい割安保険料」でしょうから、ピッタリの感じですよね。
こうした戦術は流石!ですよね。
こういう風にターゲットを商品名でキャッチする保険は過去もありました。
例えば、「ヘルメット保険」!
どんなイメージを持たれましたか。
そうですね。建設現場で働く方々の傷害保険です。
建設現場で事故を軽減・防止するために、ヘルメット着用の推進を図りたいという建設業者と保険会社がタイアップして「ヘルメット保険」を開発。ヘルメットを被らないと万が一の場合に傷害保険が適用にならないというイメージを作って、傷害保険を適用するために必ずヘルメットを被るという流れを作り出したものです。
あと「台車保険」というものがありました。
これは、運送会社の社員さん対象の「賠償責任保険」なんですね。
運送会社の社員の方って、荷物を「台車」に乗せて各階に配達されていますが、何時も急いでられるので、台車で事務所の自動ドアを壊してしまったり、エレベーターが開いて入ろうとして中から出てきた人にぶつけてケガをさせたとかといった事故が多発していました。当時、こうした事故については運転者の方が自分で弁償されていましたが、これを「台車保険」として販売した保険会社がありました。
流石にアッという間に売れて、即日1000件以上の成約があったと聞いています。
如何ですか?
損害保険や少額短期保険の保険商品は、こうして商品の「ペットネーム」をターゲット毎に変化させることで、ターゲット層に刺さりますよね。
また商品の組み合わせの「妙」で、新たなターゲットに刺さる保険商品が完成します。
あなたの周りにも『ニッチ』なマーケットが必ずあるはずです。
こうしたマーケットにマッチした保険商品を考えてみると、さらに保険の楽しさが湧いてくると思います。
来週からは新年度という方も多いと思いますので、こうした戦術も考えてごらんになりませんか?
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