2015年04月09日 12時42分更新
3月28日の日本経済新聞に「自動販売機で保険」という記事が一面掲載されました。
自販機で保険!?
面白い!との声が多く寄せられました。
何故、自販機で保険販売なのか?
それはコンビニのコーヒーに凌駕され自販機で缶コーヒーが売れなくなったから!です。
以前のように自販機で缶コーヒーを買ってもらうために缶コーヒー自体に何か「おまけ」が付けれないのかという発想からスタートしたものです。
で、考えついたのが、、、、「商品付帯の損害保険」!
ランドセルに交通傷害保険付きで販売して差別化を図ったとかお聴きになったことはないでしょうか。
一昔前には、こうした商品付帯の損害保険商品がかなりあったのですが、最近ではお目にかかることはなくなりましたね。
で、缶コーヒー130円の中から●●円の保険料を飲料メーカー負担にして「保険付き缶コーヒー」で販売したら、何かインパクトがあって良いんじゃないかという考えに至って、自販機保険という流れになったものです。
これを後押ししたのは、自販機自体が凄くなっていること!
今の自販機はそれ自体に「WI-FIが設置」されているのでどんなデータも飛ばせることが出来ますし、タバコを購入する場合には免許証を自販機に読み取らせて年齢確認も出来ます。要するにパソコン機能が自販機に備わったことがこの販売モデルを実現させたものです。
補償は日経にも掲載されていましたが、交通傷害保険の死亡保険金30万円と賠償責任保険100万円。で、補償期間は缶コーヒー購入時の翌日23:59までという「短期」補償となります。
言わば、一日だけの自転車保険が缶コーヒーを購入することで付帯されるというもの!
凄いと思われませんか。
兵庫県では自治体として自転車保険義務化の条例制定の話もありますので、自治体施設前にこの保険付き自販機を設置さえすれば、義務化推進も可能となる訳です。
飲料メーカーもこれまで設置に消極的だった所も保険付きならと設置される場所が増えることが想定されますよね。
チョットした発想で、色々な企業を集約し、発想を現実化出来る時代ですが、これを「保険」というアイテムを使えば比較的容易に可能となります。
実は、このスキームを考えたのは、何と私、Dr.ウエノです。
新年度にもなりましたので、もう一度、「保険」というアイテムを見直してみては如何ですか?
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