2019年05月30日 18時18分更新
大型民間車検場やディーラーといった「モーターチャネル」は損保業界では自賠責保険や自動車保険の契約が取れるということで大きな販売チャネルとなっています。「車検」という国の制度に守られた業界ですが、自動走行やMaaSという自動車業界自体の激震で大きく変化を求められています。こうした中、顧客に対して生命保険を販売してみるという新しい動きが起こっています。
既に、3社が動き出しました。
モーターチャネル代理店と生命保険代理店との打ち合わせもスタートし始めています。
モーターチャネルには「多くの顧客」とシュールームといった「大きなインフラ」があります。車検や新車発表会、定期点検等といった案内しかしてこなかった顧客に「子育てママセミナー」、「キッズマネースクール」、「シニアの英会話教室」、「資産形成勉強会」、「糖尿病予防のための料理教室」等々といったセミナーやイベント等を開催し、既存顧客に情報サービスを提供し、本業以外の用事で来店いただきます。
本業だけで得た個人情報は、こうした展開をすることで厚みを帯びることは明白で、新しく得た個人情報を活用して本業以外の物販も可能となります。何といっても駐車スペースも十分にありますので、人も来やすいと思います。
地元ではなかなか聞けない法人経営者向けのセミナー開催も実施する予定です。
「働き方改革について」、「健康経営について」、「従業員のストレスチェックについて」といった最近注目のテーマを盛りだくさんにして、近くの整備工場やディーラーのショールームで気軽に聞けるようにして法人顧客へのお役立ち情報発信の場としても活用したいと考えています。顧客企業を集めることで、自然と法人同士でビジネスマッチングも起こると考えます。
「わざわざ」から「いつでも気楽に」行ける場所として、大きな道路に沿って点在するモーターチャネルのインフラは魅力的存在だと考えます。
「高齢者のドライブ能力チェック」や「子ども食堂」とかも実施出来れば、地域社会に貢献できる存在になると考えます。
最近は、地域の方々が集える公民館的施設もなくなったので、自治体とも提携してモーターチャネルが集える場として認知されるようにも展開したいと考えています。
さらにも地元の他の保険代理店も集える場として活用して貰い、モーターチャネル代理店を軸に地元保険代理店のネットワークも構築できればと考えています。
今まで損保代理店チャネルの半分を有していたモーターチャネルが生保代理店チャネルの主力になれるように支援・推進したいと思います。