2014年09月01日 11時24分更新
「武富士(現在は更生会社TFK)が社債の実質的な期限前償還に絡む金融取引で受けた約290億円の損失について、リスクの説明が不十分だったなどとしてメリルリンチ日本証券などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が8月27日、東京高裁であり、裁判長は「説明義務違反があった」と認め、旧武富士側の訴えを退けた一審判決を取り消し、メリルリンチ側に145億円の支払いを命じました。」
この新聞記事をご覧になられましたか?
裁判長は判決理由で、問題となった取引はメリルリンチが新たに開発した金融商品で、「組成やリスクを説明すべき義務があった」にもかかわらず「担当者は説明を尽くしていなかった」と指摘しました。
そして、「ただし、過去の取引と比較すればハイリターン、ハイリスクだと旧武富士側も容易に推認できた」として、5割の過失相殺を認め、145億円の支払い命令となったものです。
メリルリンチは「判決文を精査して今後の対応を検討したい」(広報部)としていますが、厳しいでしょうね。
旧武富士は2002年に発行した普通社債の元利払いを銀行に引き受けてもらう代わりに、同額を信託する契約を締結。信託銀行に拠出した資金をメリルリンチが組成した仕組み債で運用していましたが、米国のサブプライムローン問題の影響で評価が急落し、約290億円の損失を計上しました。
皆さん、分かってますか?
保険業法改正によって保険代理店には「意向把握義務」、「情報提供義務」、「態勢整備義務」が課せられます。
こうした義務は、メリルリンチの「説明義務」と同じことです。
こうしたお客様への説明義務を果たさなくて、お客様に不利益が与えられた場合、保険代理店は「確実に負ける」のです。
そのために、エビデンスが欠かせなくなります。
「説明しました」では通りません。「如何に説明したかの履歴」を残す必要があります。
この一番簡単な方法は「録音・録画」です!
最近は、スマホで気軽に録音・録画できます。
お客様のお宅に訪問して保険相談をする場合はお客様のご了承を得て録音・録画しかありません。
録音・録画については、「株式会社デジックス」(http://www.dchd.jp)(担当・小嶋さん)をご紹介しています。
月々5000円で録音・録画が実現できます。
出来ることから始めて行きましょうね!!
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ネクタイ派手夫 09月24日18時08分