2013年02月04日 10時27分更新
来店型保険ショップを運営しているのは、保険代理店ですが、最近は他業種・他業態企業が新規事業として新たに保険代理店用法人を設立されて保険ショップ運営に乗り出す所が爆発的に多くなっています。
本業で「施設を既に持っている」、「マーケットを既に持っている」という強みを生かしての進出です。
代表的なものは、商業施設ご本体の保険代理店の進出でしょう。
あらゆる商業施設に保険ショップが乱立する中、商業施設本体の保険代理店が独占して出店しようとしています。ブランドの統一という意味でも必要不可欠な判断だと思います。
イオンが持っているイオン保険はその代表格でしょうね。イオン保険の凄いところはイオン保険と言う代理店がイオン少額短期保険会社というメーカーを持っていること。自身のメーカーを使って保険商品開発をし、これをイオン保険が独占販売すれば、他の保険ショップとの差別化となりますよね。
こうした傾向は全ての商業施設に連鎖しつつあり、今後一般の保険代理店が保険ショップを商業施設内に出店すること自体が難しくなってきています。
となると出店先は何処?となると、商店街に路面店を出すとか、ビルの中に空中店舗を出店するという手段になりますが、これではお客様に来ていただくためにコストが必要となります。
という流れで、お客様を既に抱えていて、施設も既にある企業が保険ショップ参戦を始めました。自社のインフラを使って出店すればコストはかかりませんし、元々お客様が来られる「箱」をお持ちですので集客にも困りませんよね。
では、どんな企業が進出しているか想像してみて下さい。
その一つの「書店」があります。
アマゾンで本を購入する方が増え、元々「本離れ」の傾向もあるため、今でも本屋さん行くと入口にはファンシーグッズ等が置いてある所も多いですよね。
そこで、書店の一部フロアを保険ショップにするのです。
書店が保険代理店をするのですから、当然、積極的に保険販売の支援をします。
例えば、子供のお弁当レシピを購入されたお客様には「学資保険」のチラシが、サッカーの本を購入された方には「傷害保険」のチラシが、今日の健康とかの本を購入された方には「緩和型保険」のチラシが、同封されたら如何でしょうか。
自宅に帰って本を読みつつ、チラシも興味深くご覧になりますよね。これが「ニーズ
喚起」となり保険加入への導線となる訳です。
インフラとマーケットを持っている企業の強みを発揮すれば、他業種・他業態企業が保険ショップを運営する方が遥かに効率的で効果的なのです。
如何ですか。
本文をお読みいただいている方の中で保険ショップに関心お持ちの方はいらっしゃいませんか?
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