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損害保険代理店は瀬戸際に|とれたて!損害保険|上野 直昭

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損害保険代理店は瀬戸際に

年が明けて新年挨拶で多くの保険代理店さんにお会いする機会を得ましたが、興味深いお話を幾つか聞きましたので、ご紹介します。

 

一つは、「1社で収保5億円以上ないと損保代理店として存続させない」といった話ですね。複数の損保代理店さんから聞きました。

保険会社の営業体制等も変わり、支社撤退の話も耳にしますので、このタイミングで一斉に損保代理店を整理しようと動いているようです。

 

ある損保代理店さんからは、多くの保険会社が、収保3億円や1.5億程度の損保代理店を幾つも持って来て「引き受けて欲しい」と依頼されて困っていると聞きました。

収保3億円の損保代理店さんを引き受けたら、それだけ収保が単純に増えて良いと考えられる方もあると思いますが、その代理店がどんな取り方をしていたかわかりませんから、言い方が不適を承知で言うと、「地雷を抱える」状態だと思います。契約を引き受けたのはいいですが、お客様とのトラブルや不適切な契約の取り方のものもあったりして、あとが大変なので、簡単に引受は出来ないとのことでした。

 

保険会社が指定、依頼した代理店が引受をしてくれないと、保険会社の「直代理店」がありますので、廃止した代理店の契約は、ここで引き受けることになります。自立していない代理店さん、増収も出来ない代理店さん、保険会社にクレームばかり言う代理店さん等を中心に某保険会社社員に言わせると「背中からバッサリ切る」といった展開が3月までに実施されるのでしょうかね。

 

二つ目は、「FD宣言」をしないと手数料を下げるといった話を言われたという代理店さんがいました。なかなか重い話ですね。

因みに「FD宣言」がわからないという代理店さんは廃業された方が良いかと思います。

 

「態勢」整備が出来ていないと「FD宣言」出来ませんので、できる代理店は限られます。要するに、新しい「質」を代理店に求め、出来ないことを前提に「手数料を下げる」理由にしようとしているようです。

百歩譲って「体制」ができたいとしてFD宣言できたとすると金融庁に宣言する訳ですので万が一、金融庁入検になった場合は「FD宣言」が出来ているかをチェックされます。宣言している以上出来ていないという訳にはいきませんよね。後退しても前進しても問題を抱えることになりますので、進退できない崖っぷちに追いやられることになります。

 

生命保険代理店も「過去数億円の取扱いをしているのに直近3ヶ月間くらい数字が出なかったら廃業ですねと保険会社から言われた」という話も聞きました。

 

今年は「生き残れるか」どうかの1年になるのでしょうか。

態勢整備の出来ている代理店は廃業代理店の多くの契約の「受け皿」になることが出来れば今の収保を数倍に出来るチャンスの年になると思います。

カオスの時代は足元をしっかり固めた上で、動き回ることが肝要かと思いますね。

質の担保に最低でも「代理店賠償責任保険」には加入しておきましょうね。その際は一般社団法人全国保険代理店会のグループ保険加入をご検討下さい。保険始期は4月1日ですので、今から動いてちょうど良いと思います。

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