2016年03月31日 18時24分更新
「自転車保険は入るべきか」というテーマでタイヤモンドオンラインに記事が掲載されていました。なかなか面白い内容でしたのでご紹介したいと思います。
◆自転車事故の実態
2014年の交通事故件数は約57万4000件。
何とうち自転車がかかわった事故は10万6000件余りで、交通事故全体の18.5%
を占めます。
一日約300件の自転車事故が発生している計算になります。
自転車に乗っていて交通事故に巻き込まれる「被害事故」がその殆どですが、自転車が「加
害者」になる事故も少なくありません。
【事例1】
小学校5年生の男児が自転車で坂道を下っている際に散歩中の62歳の女性と正面衝突
し、女性は頭蓋骨骨折で意識が戻らなくなったというもの。
裁判所は、男児の親に9500万円の賠償を命じました。
【事例2】
男性がペットボトルを片手にスピードを落とさず下り坂を走行し交差点に進入。横断歩
道を横断中の38歳女性と接触し女性は脳挫傷などで3日後に死亡。賠償金は6700
万円余に達しました。
◆保険加入率はわずか20%
昨秋、兵庫県が行った自転車保険の加入義務付け条例取組や横浜市による自転車保険販
売の流れが全国に拡大すると思いますが、自転車保険加入率自体はまだまだという状況
です。年間保険料は4000円程度とお安いのですが、おそらく何処で加入したら良いの
かがお分かりにならない方が多いのだと思います。
◆オリコンが昨年12月に発表した顧客満足度の高い自転車保険ランキング
1位 セブン・イレブンの自転車保険
2位 ドコモサイクル保険
3位 あいおいニッセイ同和損害保険
4位 三井住友海上火災保険
5位 チューリッヒ保険
6位 au損害保険
7位 損害保険ジャパン日本興亜
8位 DeNAトラベル
9位 Yahoo!保険
10位 イオン少額短期保険
流石に、このランキングはメーカーと代理店がごちゃ混ぜになっていて意味不明ですが、逆に自転車保険の認識はこの程度に過ぎないということの裏返しだと思います。
自転車保険、手間がかかる割に保険料安いしということでお客様にご案内していない代理店もあると思います。自転車事故販売は社会貢献、地域貢献であることをもう一度再認識してお客様へのお声掛けをきちんとして行こうではありませんか。
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