2016年02月25日 18時55分更新
「餃子の王将」が女性を主な対象とした新業態店舗を展開すると発表しました。
内外装にこだわりながら栄養バランスに配慮したメニューを提供するとのことで、床や椅子など内装に木材を多めに使い、食器も和風のものを採用、バーカウンターや屋外にスタンド席を設けるなどをし、女性が入り易い店舗を目指すとのことです。確かに餃子の王将に女性一人が入るのは難しいですからね。
また、紳士服最大手の青山商事が女性専門店の展開に乗り出すと発表しました。
女性のビジネススーツを専門に販売する店舗を展開するとのことで、確かにテレビCMも女性向けに代わっていますよね。
クールビズの広がりなどで紳士服需要が縮小する一方、社会進出が進む女性向けは拡大するとみて参入すると報道されていました。
これまで紳士服店舗の一角に女性向けコーナーを設けて販売してきたものを女性専門にすることで女性がより入り易い店舗を目指し、接客担当も大半が女性とのこと。
ビジョンが明確で良いですよね。
ターゲットを絞った取組は他でもやっています。
歌手の福山雅治さんは毎年「男性だけのコンサート」を実施しています。二年前の第一回は完売に至りませんでしたが昨年は完売し盛り上がりを見せています。女性ファンが多い中、野郎だけが参加できるコンサートは面白いと思います。
また、AKB48コンサートでもシニア限定があります。若い男性のテンションには勝てませんが同じ年恰好のオジサン限定にして貰えれば、有難いですね。私も行きたいのですが、残念ながら非常に人気でチケットが取れないのが問題ではありますが。
こうした展開を保険ショップは黙って見ているのでしょうか。
元々、幼いお子様を抱えたお母さんが多く来店いただける保険ショップはスタッフも女性中心で女性が入り易い店舗づくりを目指して来ました。でも何処の保険ショップも全く同じ店づくりで何時までやっているのでしょうかね。
もっと女性中心の店舗づくりを考えてみる機会が到来していると思います。
また、ここで逆転の発想で、「男性客を対象とした保険ショップ」づくりも面白いと思います。「シニア」をターゲットにした保険ショップは既に博多で出来ていて、入口を喫茶店にして月間多くのシニアの来店を呼び込み、ここから終活や保険の話に繋いでいます。「子供」をターゲットにするのであれば例えば小学館の展開するドラキッズと一緒に店舗出店するのも一つの策ではあります。キッズコーナーは保険ショップとドラキッズ共有のものとすればコスト負担も軽めで済みますよね。
恐らく、今夏スタートのドコモの保険ショップもこうした一味違う展開をしてくるのではないかと思います。ここに立ち向かうために意識を変えて考えることをお勧めいたします!
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