2015年04月24日 12時30分更新
日本マクドナルドホールディングスが2015年3月の販売データを発表し、既存店の売上高、客数、客単価とすべての項目で前年同月比マイナスと依然厳しい経営状況が続いています。
既存店売上高は前年同月比で29.3%減、客数は同23.5%減、客単価は同7.5%減。売上高は14カ月連続でマイナス、客数は23カ月連続でマイナスとなりました。2015年初頭に発覚した商品への異物混入問題などによって顧客離れが止まらないですね。
何に問題があるのか?
実は2年前のネクタイ派手夫の保険流通革命で日本マクドナルドのことを取り上げていました。その時の内容をそのまま紹介します。
『2012年12月期の既存店売上高が9期ぶりに前年実績を下回り、今年に入ってからも同売上高の2ケタ減が続くなど、業績不振にあえぐ日本マクドナルド。3月28日付けの日本経済新聞朝刊が、原田泳幸会長兼社長(当時)のインタビューを掲載していました。
売り上げが落ち込んでいる原因として、原田社長(当時)は「12年は夏に売り出した(高価格商品の)『世界のマック』シリーズが想定ほど売れなかったこと」や「秋から主力商品の『ビッグマック』や『チキンマックナゲット』の値引きセールをやめたこと」という内的な要因を上げつつ、「東日本大震災以降、家に早く帰る消費者が増えた」として、中食・内食に顧客を奪われたという内部要因があると語られていました。
また、サービスのスピードアップを狙ったレジカウンターからのメニュー表の撤去が「客に不親切だ」「利益率の高いセットメニューを買わせようとしているのでは」との批判を呼び、また60秒で商品を提供できなかったら無料券を渡すキャンペーンでは、「店員が焦って、バーガーがぐちゃぐちゃ」という炎上事件が起きるなど、最近ではテコ入れ策もネットの不評を買ってきました。
発表された時は、面白い「戦術」と考えていましたが、お客様の反応はなかなか難しいで すね。
日経新聞の編集委員が、「マックが消費者から飽きられたのでは」と厳しい疑問を投げかけると、原田社長は「失敗の最大の要因は我々の創造力が落ち、顧客に驚きを提供できなかったことだろう」と語られていました。そして、「『グレート』、『ワォー』というサプライズが無ければ、人は動かない」とおっしゃってました。
うーーん!
分かってられますね。。。。
全く、その通りだと思います!
保険ショップを現場でやっていても、同じです。
保険ショップの店頭に立ってると、お客様が入られて店頭に立ってるスタッフを観た瞬間に別の通路に行かれて保険ショップの前を通ることさえ敬遠されることを見ます。
常に「感動」、「サプライズ」、「社会的貢献」、「地域貢献」等々に絡めたイベントを展開し続けないと、如何に巨大な商業施設に出店している場合でも新規来店者を増やす事は困難を極めます。
『えっ!!保険ショップでこんなことまでやっているの?!』、『えっ!保険だけでなく資産運用とかも教えてくれるの?!』、『えっ!保険ショップで物販もしてるの?!』・・・ことしたサプライズを提供し続ける事が大切です。』
結構、良い内容ですよね。
全く同じことが言えると思います。
『ワォー』という感動が無ければ人は動きません。
常に『ワォー』という感動を届けることは至難の業ですが、やらなければ人はアッと言うまに離れて行きます。ブランドも関係ありません。
セブンイレブンの様に常に変化し顧客の嗜好を確実に捉えた変化と常に『ワォー』の感動を届け続けるために汗と血を流して行こうではありませんか!!
前の記事
次の記事