2015年11月05日 17時59分更新
先週から東京モーターショー2015がスタートしました。若者の車離れの中、各メーカーが未来カーをアピールしていますが、目玉の一つは「オートドライブ」だと思います。
トヨタ自動車はオートドライブを2020年ごろの実用化を目指し本格的な走行実験を繰り返していて、高速道路で先行車両への追従に加え、「合流」「車線変更」などもクルマが自分で判断して行ってくれる仕組みを実際の道路を使って紹介しています。運転手は設定した目的地付近の出口まで操作が不要で、助手席に乗って試乗したメディアも想像以上に安定した走りに“手放し”で驚き、「人が運転するより安全かも…と真剣に思った」と評しています。
オートドライブだとシニアによる事故の可能性も大幅に減少しますし、若者の無謀運転も防止できるようになれば事故は大幅に減少すると思います。
併せて、シニアの杖にセンサーを設置しておけば暗闇の中でも「車が人を感知」して自動停止したり、子供の靴にセンサーを埋め込めば突然の子供の飛び出しも自動検知して自動停止したりと事故が起こらない仕組みが出来ると思います。
そうなると考えられるのが、現在損害保険代理店の多くがメイン種目としている自動車保険が無くなることです。オートドライブが出来たら、それでも事故が発生した場合、それは「メーカー責任」、従って「製造物責任保険(PL保険)」になると考えます。
自動車保険が無くなれば損害保険代理店は生きてはいけないと思います。
がんが血液や尿で簡単に判明できるというニュースも流れて来ました。
がんは早期発見が一番!病院に行って色々な検査を受けて漸くがんが発見されるというとなかなかできませんが、血液や尿で簡単に判明出来れば、がんの早期発見が加速化されると思います。
いよいよ「がんが治る」時代が近づいています。
2015年の正月に放映されたNHKで「若返りの薬」がラットの臨床実験を経て今年から人への臨床実験が始まると伝えていました。この薬を60歳の人が服用すると30代の体に戻るという奇跡のような話ですが、実現すれば凄い話です。再生医療は確実に進化していますから、がんや難病は完治するでしょうね。あとは治療にかかるお金があるかないかと死生観、倫理観でしょうか。
がんが無くなれば、「がん保険」や「医療保険」は必要でしょうか。平均寿命が120歳にでもなれば、死亡保険金も必要に感じないと思います。
保険は時代を表す商品です。
生命保険、損害保険も時代と共に変化します。ここ10年で自動車保険がなくなり、生命保険も必要とされない時代が到来するかもしれません。
そのためにも保険代理店は多様化が必要です。
色々と考えてみるチャンスだと思いますよーー。
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