2014年11月17日 14時13分更新
平均寿命という言葉はご存知の方が多いと思います。
平均寿命とは0歳の子供が何年生きられるかを示す数値。いわゆる平均余命です。
日本人は2013年において男性80.21歳、女性で86.61歳が平均寿命と統計値が出ています。
で、健康寿命という言葉をご存知でしょうか。
これは、「日常的に介護を必要としないで自立した生活が出来る生存期間のこと」を言います。
2014年WHO保健レポートによると、日本人の健康年齢は男性で72.3歳、女性で77.7歳との統計値が出ています。
皆さん、お分かりになりますか?
この「平均寿命」と「健康寿命」との差は、『介護を要しないと生活できないが生き続けてしまう期間』になる訳です。
上記数値を当てはめると、男性は80.21歳 - 72.3歳 = 7.91年、女性は86.61歳 - 77.7歳 = 8.91年は、介護がないと生活出来ない期間となる訳です。
男性で8年、女性で9年は要するに「不健康な期間」なのです。
疾病予防や健康増進、介護予防等によって、この差を短縮することが出来れば個人の生活の質の低下を防ぐとともに社会保障負担の軽減にも繋がりますよね。
実際、アクティブシニアが増える中、この健康寿命は伸びています。
とは言え、最期はどうしても介護状態に陥り数年間は家族の世話にならなければなりません。俺は脳卒中でアッと言う間に死ぬから大丈夫と言っていた人ほど不健康な期間は永くなっているように感じます。
それは「備えていない」からです。
万が一、介護がなければ生活が出来なくなり、下の世話までして貰わないといけなくなった時、あなたはどうしたいですか?
子供のお嫁さんに面倒みて貰いたいですか?実の娘に世話をして欲しいですか?その為の準備に預金してあるので、そのお金で介護施設に入所させて欲しいですか?
でも、突然倒れて要介護状態になった場合、あなたのその思いは子に伝えられませんよ。
そのためにも、「エンディングノート」が必要です。
介護状態になったら次女に頼みたくて、そのために次女に銀行預金の管理を任せたいなら、どこの銀行口座がそれに該当するかを含めてエンディングノートに記載して残すのです。
そして、大切なのは毎年「修正」するのです。
大好きだった次女とトラブルが生じて次女になんか面倒みて貰いたくなくなるかもしれません。
エンディングノートを自分で書くことはなかなか難しいと思います。
そこで登場するのが保険代理店、保険募集人です。エンディングノートを一緒に書くための資格を取得して、毎年必ずお客様とお会いしてエンディングノートの内容を確認・修正していければ、お客様との絶大な信頼関係が構築されますよね。
シニアに対して保険代理店、募集人がしなければならない仕事は、これだと思いますね。
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