保険ショップで保険商品が最も売れるのは、3月です。
理由の一番は、学資ニーズが最も高まるからですね。
お子様の入学・進学の時期に学資目的で生命保険にご加入される方は多く、例年3月は通常月の1.5倍~2倍以上の売上となります。
さて、皆様の保険ショップでは、今年の3月は如何でしたでしょうか。
いつものように売上大幅アップとなりましたでしょうか。
まだ締めていないと言う所も多いとは思いますが、ネクタイ派手夫の所には幾つかの代理店さんから3月の成果報告が来ています。
その内のかなり多くが「例月並みの成果しか上がらず当然実績を大幅割り込んだ」というものですが、皆さんの保険ショップでは如何でしたでしょうか。
保険ショップが登場して十年以上経過しました。
一つの要因は、保険ショップ自体は陳腐化しお客様に飽きられたことだと思います。
どの保険ショップを見ても差がないですよね。同じようなサインに同じような相談ブース。違う所はコーポレートカラーで色味が違うという位でしょうか。長年保険ショップ運営をお手伝いしているネクタイ派手夫がみても「つまらない」ですね。これでは店舗に人は来ないです。
他にも要因は沢山ありますが、一番の要因は「中間層」がいなくなったことだと考えています。そもそも保険ショップは「自らが行動を起こし家計の見直しの一環として保険の見直しを検討する」中間層をターゲットに参入しました。一時は大手保険ショップのコマーシャル効果や東日本大震災を通じて全国民が異常な危機感を感じたこともあり、某保険ショップだけで毎月一万件の保険相談予約が入り三ヶ月待ちといった状況にまでなりました。
しかし現在、格差社会で大きく二極化したことにより、所謂「中間層」がいなくなりました。この事に気づき危機感を持った保険ショップは、ママにターゲットを絞ったプロモーションを展開したり、富裕者層マーケット開拓に走ったりしてカバーし、更に保険外収益を増やすような活動も展開し、収益は維持あるいは拡大していますが、こうしたケースは稀だと思います。
最も攻めたいターゲット層自体が消滅したという衝撃にお気づきでしょうか。
従って「中間層」を攻める施策からの脱却が必要です。ターゲットを絞って直接ターゲットマーケットに参入することが今求められています。この手法は幾らでもあります。
店舗に頼らず「待ちの営業」から「外に出て汗をかいてマーケットを創出して、この顧客を保険ショップに誘導する営業」に転化する時が来ています。
「リアルショップ」をベースにしたショップ・訪販が今後の保険ショップの主流となると考えますね。
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