2017年11月30日 18時47分更新
健康志向の高まりで、大人でも「粉ミルク」を飲む人が増え人気となっていることから、メーカー各社が大人向けの商品を開発し増産に乗り出しています。ということで、Dr.ウエノも早速購入してみました。実は、粉ミルクは元々たまに乳幼児用を飲んでいたので、大人用が出来て喜んでおります。心臓バイパス手術で入院した際に、胸骨を鋸で切断しワイヤーで結びましたが、骨がくっ付き易くするためにと飲むようになり、意外と美味しいので、暫く愛飲していたものです。
ということで、粉ミルクは、本来、授乳期間中の子ども向けに「たんぱく質」や「カルシウム」などが多く含まれていますが、大人でも手軽に栄養がとれるとしてスープに混ぜるなどして飲む人が増えています。
これを受けて、雪印ビーンスターク社は乳幼児用の粉ミルクにビタミンなどを加え、大人向けに味付けした粉ミルクを、ことし9月に発売しました。高齢者を中心に売れ行きが好調で、販売が当初の見込みの2倍に上っていることから、工場では稼働時間を増やすなどして増産に乗り出しています。
雪印ビーンスターク社では「サプリメントに抵抗感がある人も、赤ちゃんが飲むものなので安心して飲めるということで、需要が伸びている」と話していました。
「森永乳業」も通信販売で大人用の粉ミルクを扱っていますが、売り上げが当初の計画の3倍に達しました。製造が追いつかないため、一時、注文の受け付けを中止したということです。森永乳業社は「高齢化が進む中で今後も健康志向は高まり、需要も増えると思われるので、供給体制を整えたい」と話しています。
健康志向で高齢者を対象にモノを販売すれば売れる!
これは今の流通では当たり前のこと。
だって、昔は人口構造が「年寄りが少なくて子供が多い三角形」をしていたので、「数の多い若い人向けのモノを開発し売れば良かった」訳ですが、今はこの三角形が「年寄りが多くて子供が少ない逆三角形」になっていますので、数が多い年寄りにモノを売るしか手はないですよね。
保険会社ではインターンシップで「若年層に新しい保険を考える」をテーマに議論させている所が多いですが、むしろ、孫世代としてお祖父ちゃん、お祖母ちゃん向けに売れると思う保険商品を考えさせた方が正解だといつも思っています。逆三角形の人口構造を見れば、どこの層を攻めれば良いか明白ですよね。
終わりの活動として「終活」という言葉が数年前に大きく取り上げられましたが、最近では全く聞かなくなりましたね。「誰がシニアか!」「何が終わりか!」と仰った方も多く、浸透も今一で終結した感があります。
今、結心会では、落語やアートを活用した「楽活」に取組もうと考えています。
2月6日の結心会定例会には春風亭三朝師匠にお越しいただき、古典落語を披露いただき、ここから相続を考えるというセミナーを開催します。これが「楽活」。
最もお金を持っていて、最も数の多いシニアに如何に浸透させるかをトライしたいと考えています。関心のある方は結心会定例会にご参加下さい!